短編(スパ)

□会議
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ちょっと、がきさ〜ん

亀はうるさいのだ


【会議 番外編】


メンバーでどっちが怖いか話し合っていたら
絵里が隠しておいた悪さがばれて


話しているにも関わらず引きずり出された。


ただいま、廊下を首根っこもたれて移動中の
亀井絵里です!


って、自己紹介してる場合じゃないのが
現状だったりします。


だって、昨日れーなと一緒に愛ちゃんリーダーから
お説教と100叩き食らった絵里は絶体絶命。


まぁ、れーなはたまたま来ていた藤本さんに
愛ちゃんリーダーが助けられて絵里が愛ちゃんで


れーなは藤本さんだったんだけどね。


じゃなくて、そんなわけでまだ痛いわけですよ。
そんな状況で叩かれたら絵里は死んじゃう!


って、ガキさんに訴えるものの

「昨日の今日でやらかすかめが悪い」

と、一喝され

「いくら、お尻赤くてもお仕置きは変わらないからね
亀」

と、微笑みながら言われたらもはや身震いしかない
怖いです、ガキさん




ぴしゃん!

「いたい!」
「痛いじゃなくて」

ぴしゃん

「むり〜ガキさん絵里しんじゃう…」
「…まだおわりません」

ぴしゃん、ぱちん

「ったい!うぅ…」

パンッ!

「ふぇぇ〜ガキさんもうやぁ!」
「やじゃなくて反省しなさい」

ぴしゃん!

「ガキさんごめんなさい!」
「はい、じゃーあと5回我慢ね」

「えー」
「今から100回でもいいけど」

「5回がんばります」しゃきーん
「よろしい」


パンッ
「うっ」

ぴしゃん
「ふぇぇ」

ぱちん!
「いたいぃ」

ぱんっ
「ご、ごめんなさい!」

ぴしゃん!
「ふぇぇ、もうやだぁ」


「ほら、亀もういいよ」
「がきざぁん 泣」

「よく、がんばったね」
「ふぇぇ」

頭を撫でながらガキさんがほめてくれる
…これでもガキさんと絵里は同い年ですよ。

こんなのが実は日常だったり


おまけ


楽屋の外

さっき逃げた田中さんは藤本さんに会いました。

「おぉ、れいなじゃん」
「あ、みきねぇ」

「なにしてんの?」
「いや、ここに忘れ物して」

「入らないの?」
「…どちらかというと入れない」

「え?」そういいながらみきねぇはドアに近づいた

パンッ!
やぁ!

「あぁ、…なるほど」
「…」

無意識にお尻をさすってしまっていたれーな

「まだ、痛む?」
「ふぇ?」

「お尻」
「な、なんてこと言うと!
もう、平気っちゃん」

そう言い放った後ニヤニヤしたみきねぇに
軽くお尻をはたかれて飛び上がってしまったれいな

「なーんだまだ痛いんじゃん♪」
「…そりゃ、あんだけ叩かれたら痛いと」

「悪さするからだろ」
「手加減がほしかったちゃ」

「悪さしなければ叩かれないよれーな? 笑」
「う、うっさい」

「はいはい」
「や、やめると!」

はいはいといいながら抱きしめられ
お尻を撫でられる。

でも、

「みきねぇ…いつもありがと」
「へ?どーしたれいな」

「気にしなくていいけん、忘れると!」
「いやいや、もう、かわいいな♪」

そのまましばらく抱きしめられて
よしよしされていたけど

まぁ、よしとするっちゃ!
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