℃-uteマンション

□℃-uteマンション 3
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朝陽が入ってきて目が覚めた。
いつの間にか、寝ていたみたいで、


リビングに行くと、全員が同じような顔をしていた。
きっと、うちも同じような顔をしているのだろう。


「おはよ」
「あ、おはよう、えりかちゃん」


皆が声をかけてくれる最後に
いつもと変わらないテンションで現れたこいつ。


「おっはよー!」
「栞菜は今日もげんきだねぇ」

「もっちろん!」



そういって、抱きついてきて
いつものように、されるがままにしておいたら

なんだか、少しほっとした。



愛理の話によればそこそこ大きい組織らしく
舞美はそこに居るだろうと



そして、舞美は逃げれるくらいには強いらしい


そこには長く居すぎたせいで恐怖が勝って
うまく体が動かないらしいから救出後、舞美は頼れないってことになる。



そして、大きな建物の前に着いた。
全員で一度の深呼吸後、潜入を開始した。



愛理に付いて舞美が居るであろう場所を探す。
少し歩くと音がした。


かすかな、本当に小さな音がしたのだ。



「愛理、舞美の声がする」
「え?どこから?」

「こっち」



そういって、私が先導し始める。

まさか、虐待で付いたこんな癖が
役に立つとは思わなかった。


その、ドアの前には見張りが居る。
そして、音が入ってから一番大きく聞こえる。

ビシッって音がする。
ふと、メンバーを見ると

愛理だけが青くなって震えてる。



「愛理?大丈夫?」ボソッ
「…うん…大丈夫」ボソッ


ぜんぜん、平気じゃなさそうだけど
この様子だともしかしたら音の正体が分かっているのかも知れない。


「愛理、この音何かわかる?」ボソッ
「……」

「愛理?」ボソッ
「きっと、鞭だよ」ボソッ

「へっ?」ボソッ
「だから、鞭で打たれてるんじゃないかな?」ボソッ


栞菜が愛理の変わりに答えてくれた。


愛理は更に俯いて震えていた。
そんなことをしていると舞美の叫び声がした。


「うっ…」
「ちょ、愛理?!」ボソッ

口を押さえてうずくまってしまった。

「なっきぃは護身術出来たよね?」ボソッ
「うん」ボソッ

「愛理と舞を頼んでもいい?」ボソッ
「おっけー」ボソッ



うちとめぐと栞菜と千聖で突撃した。

栞菜と千聖が異常に強かった。
見張りをあっさりと気絶させたのもこの2人だ。


うちらがドアを破って、入ると
上半身裸でズボンが鞭の痕みたいに破けている姿が目に入った。


「な、なんだおまえらは!?」
「よ、よくも舞美にっ!!」

思わず殴りかかりそうになって
栞菜と千聖に止められた。


「え、えりかちゃん落ち着いて」
「そうだよ、一人で行っちゃ駄目!」


た、確かにうち弱いから…危なかった…。


千聖と栞菜が舞美に暴行を加えてた人と戦っている。
少しずつ2人が敵を舞美から遠ざけてるのが分かった。


うちは舞美へとかけよった。


「うっ…ごほっ…えりぃ?…いっ…」

弱弱しい舞美の声がした。

「舞美!…よかった…」
「な…んで…き、たの…」

「なんでって…家族だから」
「…」

吊るされていた紐を切って解く。
目隠しを取ると気まずそうな顔をした舞美と目が合った。


「家族なんだから、見捨てられる訳無いでしょ」
「…ごめん…」


急に顔に生ぬるいものが付いた
目の前の舞美が目を見開いて吃驚してる。

手でそれを拭ったら血だった。
慌てて振り返るとめぐがかばってくれたらしく

お腹から刀が突き出していた。


「まいみ…」
「めぐ…」

「あんたはもう…かぞくだよ…」
「…」

「だから…皆、あんたのために…命を…はってくれる」
「……」

「うっ、ごほっ…にげんな…私達は…はぁ、はぁ、舞美の味方だよ…」
「めぐ…」

そう、言い切って体がうちに倒れてきた。
その、拍子に刀も抜けて血まみれになるけどそれよりも

どんなに抱きしめても鼓動が感じられない事が嫌だった。



突然、何かが横を通り抜けたから後ろを振り向くと
舞美がさっきの血まみれの刀を奪ってめぐを殺した奴を


同じように後ろから貫いた。


最後の一人にはものすごいスピードで後ろに回りこんで
背中を切りつけて転ばせそして、前から刀を差し込んだ。


あっさりとさっきまで舞美をいたぶってた奴らを
自分の手で殺してしまった。

そのまま、立ち尽くして刀を落とした。
栞菜が自分が着ていたYシャツを舞美に羽織らせた。



「まい「なんできたの?」

「だから、家族だからだって言ってるじゃんか」
「家族が危ない目に合ってるのに来ないわけないでしょ」


うちが口をはさむよりも先に千聖と栞菜が言ってくれる。


「そうだよ、それに愛理が率先して助けに来たんだよ?」
「…愛理が?…」


無表情で言葉を落としていた舞美に事実を教える。
その瞬間、ぽろぽろと涙をこぼし始めた。


「なんで、私が死ねばすべて丸く収まったのにっ」
「「なっ、「そんなの絶対に許さないから」


2人の声にかぶってしまったけど
うちは舞美の目の前に立ちふさがった。

そして、そのまま拳骨を落としてやった。


ゴツンッ
「いっ!…な、なにすっ「本当に生きててよかった」

そのまま、抱きしめたら
しばらくして、鞭で裂けてしまった部分が痛いらしく

もぞもぞと抜け出そうとしたけど
これも、罰のうちっと言わんばかりに抱きしめてやった。



リ ・一・リ(舞美ちゃん悶絶してたよ


从 ・ゥ・从(…チ−ン…



「また、人が来るとまずいから行こう!」


その言葉に、めぐを抱きかかえて皆で必死に走った。
舞美には少し酷だったようだけど。

「はぁ、はぁ…いっつぅ…」←半泣き中


家について、めぐを裏の森へ埋葬した。
皆、泣いてお別れをした。


家に入って舞美を着替えさせて(お風呂も入らせた)
本人曰く 从;・ゥ・从(しみるぅぅ!い゛だっいぃぃ!)だそうです。


暴れる舞美をお風呂に入れてる間に
千聖と栞菜を愛理と早貴が手当てしている。


リ ;・一・リ(いたいっ!いたいぃぃ!)

ノk|‘−‘;)(あ、あいりっ!もう少し手加減をぉぉ…)


ノソ*^ o゚)(無茶しすぎ…我慢しなさい)

州・ v ・)(助けてくれてありがとう…でも死んだら意味無いからね?)


「「ごめんなさ〜い」」



「さて、約束を破った舞美にはお仕置きがあります」
「いっ…いたいぃぃ」←手当てされてる最中

「なんか、もうお仕置き受けてるみたいだね…」
「うん」

「で、皆はお仕置きはどうすればいいと思う?」
「お尻たたきでいいんじゃない?」

「ん〜ほかにない?」
「でも、あれが理想だと思うよ」

「そう?」
「うん、色々と懲りるもん…恥ずかしいし…」


舞と早貴と愛理にアドバイスをもらう
栞菜と千聖と舞美は撃沈中だし。

手当てが終わってぐったりしてる舞美の服をめくる


「体が回復したらやるから覚悟しなよ」
「うっ…はぃ…」



お仕置きは孤児院でやっていたザ、懲罰(ベルトや細い棒で20回ほど)って感じではなく
膝の上に乗せてむき出しのお尻を平手で嫌って程叩く感じにした。

それが、私達のお仕置きになった。




二週間後



从; ・ゥ・从(いっ!えり、いたいっ!!)

リl|´∀`l|(痛くないお尻ペンペンはありません)

バシッ、ビシッ、バッチィィン!


从; ・ゥ・从(ひぃぃ、ごめんなさーい!)

リl|´∀`l|(まだ、駄目簡単には許さないから)

ビシッ!バシッ

从; ・ゥ・从(そんな〜もうやだー!)
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