春一番 完結

□春一番 プロローグ
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あの日に吹いた春一番が春の訪れを知らせていた。

きっかけは戦争だった。



【春一番 プロローグ】




数十年も昔の話、人口が減りに減った
そんな時代に無謀な人間とも思わない提案をされた。



日本は負けん気が強い上に一応、表面は温和なので
なるべく、怒らずに堪えたけど



突きつけられた提案というかどっちにしても未来がない
二択を飲まざる得なかった。



戦わずして亡命なら
戦って亡命しよう、この国を文明を歴史を人種を


消えさせてたまるか


そう、燃え上がった日本は戦争へと突入していった。




そして、人口が減りまくっているので性別云々言ってられないから
この、大戦には女性も認められた。


それが悲劇の始まりとも知らずに。


この物語は、最愛の人を守るために命をかけた若者と
近くにいるが故に言えない葛藤と戦争という運命に振り回される少女の話
 

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