短編

□あなたの声
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今日も元気にレッスン中
って言うより今日も元気にガキさんとのデートプラン考え中

なんかこう、ねぇ?

あれだよ、ぶつぶつ話しされても
耳に入らない

始まっちゃえば、ばしっとスイッチも入るけど
今は、ねぇ、見逃してなんて思ったって

甘い考えで先生に名指しされることとなる


【あなたの声】

「た、か、は、し〜聞いてるかぁ?」
『え?すいません、聞いてませんでした』

「先週やった通りのふりでスタートだからね」
『はい、わかりました』

あぁ、やってまった〜
って、思っても毎回遅かったりするんよね

気をつけなきゃあかん


レッスンも無事にすんで
帰り道


『ねぇ、愛ちゃん?』
『ん?どした?』

『なんか、今日ぼーっとしてた?』
『そんなんいつもやし 苦笑』

『そうだけど…なんか、今日はいつもと違う気がしたんだけど』
『が、がきさん気のせいやざ』

『愛ちゃん何、動揺してるの』
『し、してないっ!』

『逆にそればればれだから 笑』
『なっ!』

『で、もう大丈夫?』
『平気、平気〜』

『ごめんね、さっき止めてあげれなくて』
『そんなことない、リーダーのあーしが止めることは出来んからのぉ』

『…、愛ちゃん無理しちゃ駄目だよ』
『うん、ガキさんありがとう』

いつもの道をあーし達は手をつないで帰った
デートプランを考えてる+風邪で少々きつかったのも見破られ

お家で速攻ベットに寝かさせられた
弱気なガキさんに少し罪悪感を感じながらも

あーしは夢の世界へ旅立った

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