短編

□猫っちゃれーな
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れなには少し口うるさい
おねーちゃんがおる

そして、同期でもある

れなは一応アイドルやけん
食事制限をかなりしている

ってか、食事をまともにとらない
すきなものを少しつまむ程度

メンバーも体型は気にしてはいるっちゃけど
ご飯は食べてる

少し向こうではいちごを嬉しそうに
ほおばる愛ちゃんに微笑んで見ているがきさん

ぱくぱくと食事中のさゆ
そして、隣でご飯を食べてる絵里

「あれ?れーなまた食べてないの?」
「れなはお腹いっぱいっちゃん」

「また、そんな事いって〜この後レッスンなんだよ?
倒れちゃうよ?」
「れなはそんなもろくないから平気や思うっちゃけど」

「もう!死ぬよ?!」
「え、絵里?」

「もう、知らない」
「…少し食べる」

さすがに少しまずい気がした
だから、れなは頑張ったっちゃけど

普段食べないから
全然入らなかった

「えらいね〜れーないい子♪」
「子ども扱いするんじゃなか(照れっ)」

でも、絵里の言ったとおりで
れなの体がふわっ、ってして気が遠くなる前に

メンバーの叫ぶ声が聞こえた


「ん…いっ!な、なにすると?!」
「バカれーな!だから、食べないで全力で動くなって言ったのに!」

目を覚ますといきなり頭に衝撃がやってきた
れなの頭に拳骨を落とした張本人を見ると

涙が浮かんでいた

「で、でも全力でやらんとライブやけん」
「そうだけど…体のことも考えてよ…健康で初めて出来ることだよ」

「え、絵里」

ふと、後ろにメンバーが居るのに気が付いた
皆絵里の言葉にうなずいていた

そして、リーダーとサブリーダーが目の前に
やってきた

「田中っち、気分はどう?」
「大丈夫…」

「れいな、痛いところは?」
「ないっちゃ」

質問を終えると
顔を見合わせた2人に

軽くはたかれ

「無理したらあかんで」
「やばいなって思ったらいう事!」

「は、はい」

メンバー愛に触れれなはちょっと感動した

「れーならしいと言えばらしいけどあんま心配かけないでほしいの」
さゆの言葉ももらって

家に帰宅することになった

痛いほどの想いは
ちゃんともらったっちゃん

心配しすぎで泣きながら
抱きついてきた絵里を思い出す

「れなも絵里がすきっちゃ」
「うへへ、絵里もれーなのこと好きだよ♪」

独り言を言ったら返答が帰ってきて
びっくりしたら

後ろに絵里が居た

「絵里、ありがとっちゃね」
「れーな、今日は一緒に寝ようね?」

「れなもそのつもりやけん」
「うへへ〜」

れなと絵里は手をつないで
家までの道のりを歩いた
 

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