モーニング荘  完結

□モーニング荘 4
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やだっ!
やじゃないでしょ!

【モーニング荘】


今日も美貴が帰ってくると下の三つ子の
一人が叱られていた

パチン ばちっ

「よしねぇ…もうやっ!」
「知りません。」

ピシッ バシッ バチン

「やだっやだっ…うっ〜いたぁいぃ」
「誰が悪いの?なんで叱られてるか考えなさい」


そんな声が聞こえてきた
あれはまだ時間がかかるな

ふと、あやちゃんに抱っこされて泣いてる
絵里を見つけソファーで寝てるれいなもいた


「あぁ、たんおかえり」
「うん、ただいま」

「あれ?あいちゃんは?」
「先に帰っててって言われた」

「そっか、あ、たんあいちゃんが帰ってきたら教えてくれる?」
「いいけど、聞こえるでしょ 笑」

「まぁまぁ、いいから 笑」
「ふ〜ん、わかった〜」


美貴は自分の部屋に入った
しげさんの泣き声と肌を叩く音が聞こえてくる


考え事をしていたら時間が経っていることに
気がついた


ガチャ

ドアを開ける音がして
玄関に行ってみると、お腹を抑えたあいちゃんがたっていた

「あいちゃん?」
「あ、遅くなってごめんね」

「そんなことはいいけど、お腹痛いの?」
「す、少し痛いかも」

さすがのみきだって気がつかないはずがなかった
あいちゃんはあきらかに体力を消耗している

だけど、違和感があった
そこまでは知っていた

「みきちゃん?!」
「…」

カラダがかってに動いた
みきはあいちゃんを連れて部屋に入った

「あいちゃん、体にある痣ってこれだけ?」
「え?…あっ…」

「あるんだね、悪いけど見せてもらえる?」
「で、でもみきちゃっ」

「あいちゃん…」
「…いいよ」

そういって、服を脱いでくれた
体中痣に包まれた幼い体が出てきた

「み、みきちゃ」
「なんで、なんで言ってくれなかったの?!」

「み、みきちゃん、おちついて」
「落ち着けるわけないじゃん、ねぇ、誰にやられたの?」

「…あ、えっと、6人組」
「6人組ってあの有名な?」

「…うん」
「わかった」

「みきちゃん?」
「あいちゃん、あやちゃんに湿布貼ってもらいな」

「み、みきちゃん!どこいくの?!」
「どこだっていいじゃん」


愛視点


帰ってからみきちゃんが出迎えてくれた
けど、色々と問い詰められ

話の途中でみきちゃんが冷めて行くのを感じた
そうしてるうちに外へ行こうとしたから止めたら

見たことのないような目で見られて止められなかった


「あ、あやねぇ!」
「あ、あいちゃんおかえり」

「あ、ただいま」
「そうだ、お話あるんだけどいい?」

「あ、あとで!」
「え?」

「みきちゃんが大変なんや!」
「どういうこと?」

「と、とにかく外!」


あや視点

愛ちゃんが青い顔してリビングに入ってきた



「あ、あやねぇ!」
「あ、あいちゃんおかえり」

「あ、ただいま」
「そうだ、お話あるんだけどいい?」

「あ、あとで!」
「え?」

「みきちゃんが大変なんや!」
「どういうこと?」

「と、とにかく外!」

そういって飛び出していったから
あとを追いかける形になる


ってか、足はやっ!
うえに、体力もある

これ、おいてかれるんじゃ

「あやねぇ!がんばって!」
「だいじょうぶだからきにしないの!」

とにかく、あいちゃんもしんぱいだけど
たんがすごく心配だ

あんなあいちゃんの青い顔見たことないし

そうこうしてるまについた

「きっと、ここにいるがし」
「なんで、わかるの?」

「ここ、6人組のたまり場なんや」
「6人?」

そこで事情を説明してくれた

言い終わって抱きしめてあげようと思ったけど
話し終わったとたん中に走って行ったから

おあずけだ


でも、中で見たものは想像をはるかに上回る
地獄絵図だった
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