小説
□女になったなら!!
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「お、重そうだな・・・」
浴衣を着たサカズキを再び見ると、大きな胸の膨らみに視線を落とした。
横抱きにし、歩くたびに胸が揺れる。
そして、ベッドに座らせると大きな胸がはっきりと形をあらわした。
「重いです、体はこもぉなって動きやすぅはなったんですが・・・」
胸に手をあて、男の時よりも大きな目で、赤い瞳を羞恥で涙をあふれさせた。
センゴクは苦笑いをし、サカズキが体が汚れたまま眠っていた、シーツや布団を綺麗な物に替え、横にした。
「今日は、休め」
布団をかけてやると、頭に大きな手を置き、優しく撫でてやった。
やられた事のない仕草に、子供のように甘えたくなってきてしまった。
何処かに行ってしまうセンゴクの白いスーツを掴み”もう少し・・・”と呟いた。
「1時間だけだからな」
ベッドに横になり、大きな体で小さな体を包み込んだ。
数分が経つと、サカズキは眠ってしまった。
起こさないよう、静かにベッドからおりると、本部へと行ってしまった。