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□3話 そういうタイプは、嫌いじゃない
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壁の汚れを落とし、棚にあるボトルの向きを揃え、本棚の順番がバラバラで無いか確かめる


「……よし、完璧ね!」


塵一つなくなった綺麗な部屋を見て嬉しくなり、思わず笑みがこぼれる


さあ、朝の掃除も終わったんだし、お庭の手入れをしましょうか
最近育ててるお花、私と同じ名前のペチュニアっていう花もあるの、私の髪に似て青くて綺麗でしょう?

なんてくだらない事考えてまた笑う、幸せな人ね、私は……


「わあああ!!危ないっす!!」

「え?」







*



「すいません……何かいきなり空から落ちたんすよ!あ、セトっす!」


いきなり人が落ちてきて吃驚してる私に何の遠慮もなく、聞いてもないのに自己紹介を始めるこの青年は何……?

……ていうか…



「いやぁー、思ったより痛くなくて良かったっすよ!」

「汚いわ」

「……へ?」

「あなた、今ここに落ちたわよね?ここは外よね?こんな泥まみれの……そもそも空から落ちてきたなら大気中の汚い空気があなたにまとわりついているのよね?それだけならまだしも怪我してるじゃない、その傷口から汚いものが広がったらどうするの!?さあ今すぐ上がりなさい、そしてお風呂に入って」

「…………………へ…」

「返事!」

「は、はいっす!!」



突飛すぎる二人の出会い








ア、マダフラグタツトハカギラナイヨ?
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