ずっと夢なの・・?

□ヒソカ×ト×ワタシ
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暗い街
街頭が所々にあるだけのシャッターばかりが並ぶ商店街。



クンクン

『血生臭い・・』


ヒソカは不敵な笑みを浮かべながら私をみている。



『りな、君はこんなところで寝ていたんだよ◇』



ヒソカが指差す方を見る。


少し離れたところで、死体が5人分?円を書いて綺麗に真っ二つ。



ヒソカがやったのだろう。
微かにヒソカからも血の臭いがするから。
私は死体をじっと見つめた。



ヒソカ曰く、仕事帰りにここを通りかかったとき、路上で寝ている私を見つけたらしい。


寝ている私を素通りしようとしたら、ヒソカは男たちに絡まれて殺ったらしい。


その物音にピクリともせず、爆睡している私を見て面白そうだから起きるまで見ていて、ゴソゴソしたから抱き起こしたらしい・・



見てた?( ;´Д`)
抱っこしてくれてたんじゃないんですか?!ヒソカさん!

見てたって、なんか怖い。
想像したくないけど、想像してしまって、ぶるりと体を震わせる。




『りなそろそろ、そのオーラ消せないかな♤僕、抑えきれないよ◇』


ヒソカは私を気に入ったのか、ずっとエロい目で見ていた。



突然、私の腰に腕を回し抱き寄せる。



『へ・・変態!!!』(ピクピク)


その腕を降り外そうとして、力を入れる。
しかし、それ以上にヒソカの筋肉質な腕に力が入り、全く対抗できない。


『クク・・v君のオーラの流れで、次どうするかわかっちゃうよ◆』


身の危険を感じ、妙な汗が出る・・
殺られるがヤられるに変わってくる。


ヒソカと"今は"戦わずに済む安堵感。


戦意喪失。


身の危険感知。



耳と尻尾が消えた。


ん?!


興奮状態がなくなれば、猫の耳や尻尾が消える?



『消えちゃったね♧君はおもしろい子だ◆子猫ちゃんのときは、強いオーラを感じた。あまりにも美味しそうで、壊したくなっちゃったよ♡でも、子猫ちゃんじゃなくなったとたん、オーラがかなり減るんだ・・v』


確かに猫状態になったとき、体が軽くなったような・・
ヒソカには全く通用しなかったが、自分に自信と強さが出た気がする。


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