ウラしっぽや〈R-18〉

□新人と楽しく◇モッチー&ソシオ◇
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俺達は酒を呑みながら話を弾ませていた。
モッチーは楽しい奴で、俺はすっかり彼のことが気に入ってしまった。
「ソウちゃんに会う前だったら、モッチーに口説かれたら1発OKだったぜ」
流し目で彼を見ると
「そりゃ光栄だ
 俺もソシオと会う前だったら、ウラに会ったその日に口説いてたな」
モッチーもニヤリと笑って俺を見た。
俺達は自分達のセリフに爆笑してしまう。
「今の、何気に飼い主バカ発言じゃね?」
「ああ、単なるうちの子自慢だな」
ゲラゲラ笑う俺達を、ソウちゃんもソシオも嬉しそうに見つめていた。


「しかし、ソシオの髪って珍しいよな
 一部分だけこうもハッキリと色が変わってる化生、初めて見たぜ
 ひろせや空はグラデーションっぽく変色してるし、黒谷は明るい場所で見ないと茶が混じってるの気が付かないもんな
 白久や長瀞はぼんやり茶や銀が入ってて、後は普通に茶髪や黒髪だからさ」
俺はマジマジとソシオの髪を見つめ
「下ってどうなってんの?」
そうモッチーに聞いてみた。
「下?」
不思議そうなモッチーに
「下の毛、見てんだろ?たらしのモッチーなんだから」
俺はズバリと言ってやる。
モッチーは暫く考え込んでいたが
「わからん、意識して見たこと無かったから覚えてない」
頭をかいて苦笑していた。

「えー気になるじゃん、見せてよ」
俺はソシオに近寄ってジーンズのベルトを外そうとする。
ソシオはやられていることの意味がわからないようで、抵抗せずキョトンとしていた。
「ダメダメ、それはトップシークレット」
モッチーが慌てて止めに入ってきた。
「俺とモッチーの仲だろ?ちょっと見るくらいいいじゃん
 いただいちゃおう、って訳じゃないんだから」
「今日会ったばっかの仲だし、いただかれてたまるか」
モッチーはソシオを庇うように抱きしめている。
「いただけないこともないけどさ、化生って飼い主以外に発情しないからやりづらい
 俺、無理矢理すんの好きじゃないし
 あ、落とす自信がある時に最初に強引にいくのは別な」
俺は今までの飼い主とのアバンチュールを思い出して、ほくそ笑んだ。

「ウラの方が俺よりずっと『たらし』じゃねーか」
呆れ顔のモッチーに
「かもね」
俺はウインクしてみせる。
「大麻生は飼い主がこんなことして良いのか?」
モッチーは俺では埒があかないと思ったのかソウちゃんに話をふるが
「ウラは優秀な教師なので、勉強熱心で好奇心旺盛なのです」
大真面目にそんな返事をされて『何だそりゃ』とまた苦笑していた。


「ソシオ、モッチーに口でしてもらってる?」
俺が聞くと
「口?」
ソシオは首を傾げていた。
「ソシオ、答えなくて良いから」
焦るモッチーの反応を見て
「フェラしてるのに毛色覚えてないって、ボケてんの?」
俺は彼に対して大仰にため息を付いてみせた。
「じゃあ、ソシオはモッチーのを口でやってあげてる?」
聞いた後わざと口を開け舌を揺らめかせると、やっとソシオにも質問の意味がわかったらしく
「俺は上手くないと思う…モッチーにしてもらうと凄く気持ちいいから、モッチーは上手いんだ
 いつも、俺ばっかり気持ちよくしてもらってる
 モッチーの腕に負担にならないよう上にのって動いてても、最後にはモッチーが動いてくれて、そっちの方が気持ち良いし」
少しションボリしながら答えてくれた。
「ソシオ!」
モッチーがソシオの口を押さえたが、俺はしっかり2人の情事の内容を聞いていた。

少し恨みがましい目で睨んでくるモッチーを無視し
「俺が、教えてあげようか」
俺はさらにソシオに話しかけた。
「本当?どうすれば人間が気持ちよく感じるのか教えて」
瞳を輝かせたソシオが俺に詰め寄ってきた。
俺は頷いてソウちゃんを側に呼び寄せ座らせる。
ズボンのジッパーを下げ、下着からソウちゃん自身を取り出した。
それは期待に打ち振るえ、既に天を仰いでいる。
「ソシオ、俺がやることよく見てな
 見本は化生だけど、反応は似たようなもんだと思うぜ」
ソシオの視線を感じながら、俺はソウちゃん自身を口に含んでいった。

喉の奥までくわえ込み緩やかに頭を動かしていく。
徐々にスピードを上げ先端のみを刺激する動きに切り替えると、右手でソウちゃん自身を握り込み動きに合わせ上下に刺激していく。
左手で袋を優しくもみほぐすと、ソウちゃんの口から熱い吐息がもれ始めた。
俺の動きに合わせ腰が緩やかに動き始める。
それでも見本を示さなければと思っているのか、ソウちゃんはイクくのを必死で我慢していた。
ソウちゃん自身の先端を舌で刺激しながら
「ほら、ソシオもモッチーのをやってあげなよ」
そう促すと、ソシオは許可を求めるようにモッチーに視線を向ける。
「あ…」
彼は何も言わなかったが、ソシオがモッチー自信を取り出すのを制止しなかった。
取り出されたモノはソウちゃん自身と同じく天を仰いでいる。
ソウちゃんほどではないけれど、それは中々に立派であった。
ソシオが不慣れな様子でそれを口に含むと
「くうっ…」
モッチーの口から快楽のうめきがもれ出し始める。

いつもの飼い主込みのセックスとは違うシチュエーションに、俺の欲望も加速していった。
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