ウラしっぽや〈R-18〉

□皆、仲良く◇ナリ&カズハ◇
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「気持ち良かった?ナリって見られると燃えるタイプなんだね、良い反応してたもん」
俺は自身を引き抜き顔を寄せると、乱れて顔に張り付いているナリの黒髪を整えてやった。
「俺は良かった、ナリの可愛い顔見れたし」
キシシッと笑ってキスをする。
「強引なんだから…ウラって、かなりSっ気あるんじゃない?」
ナリは呆れた様子を見せながらもそのキスに応え、俺の髪を撫でてくれた。
「ふかやのと、どっちが大きかった?」
ふざけた感じで耳元で囁いてみる。
「ふかや」
ナリの返事はにべもないが、瞳は笑っていた。
「しゃーないか、化生のって立派だからなー
 でも、俺のだってなかなかのモンだと思うけど」
俺は肩をすくめておどけてみせた後、ふと思い出した。
「そういや、温和しそうな顔してるのにカズハ先輩のってけっこー大きいんだぜ
 ある意味ギャップ萌えになるのかな
 最初は萌より、負けてるんじゃないかってビビったけどね」
俺はまだ寝ているカズハ先輩に視線を向けた。
つられたように、ナリも視線を動かしている。

「確かめてみたい?」
「うーん、ここまできたら『毒を食らわば皿まで』って心境になるね
 私だけこんな目に遭うのも釈然としないと言うか」
ナリは少し考え込む素振りをみせた。
「こんな目ってことないっしょ、ナリだって楽しんでたじゃん」
俺は二ヤッと笑い
「2人でカズハ先輩と楽しもうよ」
共犯者になるようそそのかす。
「ウラって、悪(わる)だなー」
「そーゆーナリだって、けっこー乗り気そうじゃん」
かくして俺達は、次の生け贄に手をのばすのであった。


「空、また参考になるようなことするから、温和しく見てろよ」
俺は空に釘を刺した。
そんな事をしなくとも、空が俺達に襲いかかってくる事は皆無だろう。
俺からカズハの喜びそうな事を習える期待で、空の顔が輝いていた。
「ソウちゃんとふかやは、悪いけどもうちょっとおあずけな
 でも待たされた分、より美味しく味わえるぜ」
俺がウインクすると、2人は切なさと期待が入り交じった複雑な表情をみせる。
それでも飼い主に従おうとする献身ぶりが可愛らしかった。

「空、そのまま膝枕しててやりな」
俺は空の膝にカズハ先輩の体を固定させ、シャツのボタンを外していった。
ズボンのベルトとボタンも外し、下着を残して脱がせていく。
カズハ先輩は寝顔は安らかなのに、あられもない姿に変貌していた。
俺は下着の上からカズハ先輩自身をなぞり始める。
暫く刺激していると、それは反応をみせ始めた。
「見た目だけでもわかるレベルでしょ」
俺が小声で話しかけたら、ナリは驚いた顔になった。
「え?これって…」
問いかけるように俺の顔を凝視してくる。
「まだまだいけるよ」
俺は下着をずらしカズハ先輩自身を引き出すと、それを口に含み刺激し始めた。
最初はゆるやかに、次第に手も使って激しく刺激する。
すぐにカズハ先輩自身が、雄々しくそそり立っていった。

「ん…ふ…、くう…」
寝ぼけているらしいカズハ先輩は、当然のように愛犬の名前を甘えた声で口にした。
「これをこのまま使わせてもらうのも良いんだけどさ、後ろのお初もらうって約束してるから今回はそれ優先」
俺はクツクツ笑いながら、カズハ先輩自身を刺激し続ける。
「あん、は…」
俺の刺激に併せあえぎ声が大きくなってきた。
「カズハ、大丈夫?」
ナリが顔を寄せて話しかけると、カズハ先輩は腕を伸ばしナリを自分の方に引き寄せる。
そのまま唇を併せていたので、誰と間違えているのかは一目瞭然だった。
ナリは戸惑っているようだったが、結局素直にカズハ先輩と唇を併せていた。
2人の唇からもれる湿った音が、大きくなっていく。
それに刺激され、俺もカズハ先輩自身をより激しく吸いたてた。
「ん、くう…、もうダメ…」
ひときわ甘い悲鳴を上げると、カズハ先輩は欲望を解放する。
俺はそれを思う存分味わった。

「くう…」
カズハ先輩は甘えるようにナリに頬を寄せていたが
「カズハ」
優しくナリに呼ばれるとハッとしたように目を開けた。
「え?あれ?ナリ…?」
置かれている状況が理解できず慌てて体を起こしたカズハ先輩は、自分のとんでもない格好と俺の姿にやっと気が付いた。
「取りあえず、1発ゴチになりました」
わざとらしく舌で唇の周りを拭っただけで、身に起こったことに察しが付いたようで
「ウラ…」
真っ赤になりながら恨みがましい声で俺の名前を呟いた。

「ナリの前でなんてことを」
涙を浮かべんばかりの彼に
「2人っきりだったら良かった?」
俺はニヤニヤしながら話しかける。
「ごめん、私も止めきれなかった
 カズハが可愛かったから、ついね」
ナリがカズハ先輩にキスをした。
「あ、まさか、さっきまでキスしてたの」
「うん、私
 カズハって案外情熱的なんだね」
ナリの告白で、カズハ先輩は更に顔を赤くしていった。

「せっかくだから、このまま3Pしちゃおうよ
 後ろのお初くれるって約束だしさ」
俺はそう言うとカズハ先輩が中途半端に身に着けていた物を全てはぎ取り、第2ラウンドを開始することにする。

ナリは今度は俺を止めようとはしなかった。
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