そんな君がすき(番外編)

□影との出会い
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帝光中男子バスケ部に入って
なんやかんやでもう半年くらい?笑

「…なぁ大輝、最近自主練する奴ら増えてきてこれじゃ練習できなくね?」
「…だなぁ、お!そうだ!第4体育館行こうぜ!3軍はもう練習終わってるだろうしよ!」
「そうだな!できればどこでもオッケーだっ!いっくぞぉー!」


こうして大輝と第4体育館目指して体育館を出ると

「あ!大ちゃん…じゃなくて青峰君とさお!練習してかないの?珍しいねー」

さつきが洗濯物のタオルを抱えながら歩いてきた

「ん?ここじゃ人いすぎて練習できねぇからさ移動しようとおもってよ!」
「おう。第4体育館にでも行こうかと思ってな…つうか青峰君てなんだ?」
「あー私も思った。すんげぇ違和感。うん」
「いやね?大ちゃんて呼ぶといろいろ周りが煩くて…」
「ん?そうか?」
「そうなのっ!さおも何か言われない?」
「んー…三角関係がどーとかうんぬん?」
「んだそれ?」
「知らね。私も青峰君って呼ぼーか?あ、お、み、ねくぅーん。」
「あー!やめろやめろ、マジきもい!」

ぎゃあぎゃあ騒ぐ私たち
そこにさつきが爆弾を落とす


「あ!そうだ。…実はね、第4体育館にでる″んだって…」
「…はぁ?」
「…でるってまさか」
「うん。ゆうれい」

にやっとした顔でさつきが私をみる

「…大輝。第4体育館はあきらめよ?」

がっと大輝の腕をつかみ泣きそうな声で言う

「「(うおっ!可愛い!可愛いすぎるよ!この子ぉーー!////)」」

何故か固まり顔を真っ赤にする二人
…うん。私は暗いのとお化けは嫌い。
うん!大嫌いだっ!

必死で止める私ににやっと笑う二人
すると、

「んなもんいるわけねぇだろー?じゃあ、行くぞー」
「いってらっしゃーい!」
「え!?いやっ!さつきぃー!!」











大輝に引きづられながら、やってきました第4体育館
私は大輝に抱きつきながら歩いている

「うーっ!大輝…離すなよ!絶対離すなよ!」
「だーっ!わかったから少し離れろ!///(だーからっ、可愛いすぎんだ馬鹿!)…て電気ついてんな。誰かいんのか? 」
「…消し忘れか?ふう…怖かったぁ」








「あれ?青峰君に…土方さん?」















「うをおおおおあ!?」
「きゃぁぁぁぁぁ!」






思わず大輝に抱きつき、顔を大輝にうずめた

「っでたぁ!大輝ぃ…ううっ」
「落ち着けって!…てお前誰?」



ぽかんとする大輝の目線を涙目で見ると…小柄の水色の髪と瞳を持つ男の子がいた


「…ぐすっ。大輝、もう平気。悪い」
「…あっああ…////(…ちっ。いや、理性が保つか

涙目で大輝を見上げ、離れた


「…脅かしてすみません。青峰君と土方さん」
「何で俺たちのこと知ってんだ?」
「入部テストで1軍に入れたんですから有名です。土方さんも、青峰君の推薦で入部テストを受けてすぐ1軍入りと有名ですから」
「…そうなのか?」
「みてぇだな、で、お前は?」

「黒子テツヤです。まだ3軍ですが」

黒子テツヤと名乗る彼は頭を下げた

「黒子テツヤ、ならテツでいいか?こいつは青峰大輝。私は土方さお!さおって呼んでくれ。苗字で呼ばれんの好きじゃねえんだ」

「ですが…」

「いーんだよ!ほいじゃ!よろしくな、テツ!」

にかっと笑う大輝と私にテツも
笑う


これが私たちの出会い




(お前ここでいつも練習してんのか?)
(はい。僕は一番下手くそなので)
(なら今度から一緒に練習しよーな!)
(はい。ありがとうございます)
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