桜月

□よん
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歳さんは今敬兄…山南総長と
大阪へ出張中だ
なんだか胸騒ぎがして、気をつけてねって念を押して見送った


副長である歳さんがいない間に彼の負担が減るように、もくもくと事務仕事…


って。何でこんなに仕事が多いの!?

「…ちょっと気分転換するかな」



いつも副長室で仕事をしているため、気分転換のため部屋を出る


廊下を歩いていると

「総司と一君…と千鶴ちゃん?」

千鶴ちゃんが刀を構えて一君と向かいあっている。

「総司。何してるの?」

「あ。さおお疲れ様。今ね千鶴ちゃんの腕試し中なんだ」

「腕試し?」

「そう。巡察に着いていきたいって言ってたから腕前を見せてもらおうと思ってね。」

「ふーん。」

私は二人を見た

カァァァァン

一君が千鶴ちゃんの首もとへ刀を突きつける

「師を誇れ。お前の剣には迷いがない。」

なにが起きたのかわからない様子の千鶴ちゃん


「へぇー。一君のお墨付きか。」

「それってすごいことなんだよ。一君は居合いの達人だからね」


「巡察に同行出来るように俺達から副長に頼んでみよう。今は出張中故にすぐは無理だが」


「でどう?」

「ふぇ?」

いきなり話をふられ驚く


「何変な声出してるのさ。今君が副長代理でしょ?外出許可出るの?」

総司が聞いてきた


「…こればっかりは私決められないって。今の隊内の状況とか外の動きもあるし…じゃあ考えてもらえるように歳さんに文書いておくから。一君のお墨付きですって!」

「本当ですか!?ありがとうございます!!」

「大丈夫だよ。じゃあ私は仕事に戻るから」




副長室に戻り歳さんに文を書いて仕事につく
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