イナGO話

□海の日記念
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天馬達のやり取りを尻目に俺は海を眺める
海では、車田先輩が豪快にクロールで泳いでいる

「剣城くん、隣に座っていい?」
そう言って傍に来たのはきたのは、マネージャーの空野だ
「構わないぞ」
俺がそう言うと早速隣に座ってきた

「剣城くんは皆と遊ばないの?」
「そう言う空野こそ、天馬達と遊ばないのか?」
「今はそんな気分じゃあ無いかな
〜、で剣城くんはどうする?」
クスクス笑う彼女に、もう少しここに居ると言うとじゃあ私もここに居ると言われた

「…………平和だな」
「え?」
「いや、何でもない」
ビーチで思い思いに遊ぶ先輩達や
同級生達に思わず呟く
隣に居た空野にはしっかり聞こえていた様で、確かに平和だねと返された

「ちょっと剣城〜〜何葵とイチャついているのさ〜〜」
「剣城〜葵ちゃ〜ん、一緒に泳ごうよ〜」
天馬達が此方を見てそう言ってきた、砂に埋められた狩屋はちゃんと出してもらったようだ

「呼ばれたし、行こっか」
「………そうだな」
俺達は腰を上げて天馬達の元へ向かった

天馬達の元へ向かいながらも、こんな日もいいなと思った








終わり
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