籠球

□私の甘い初恋
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私は今のクラスが嫌いって訳でもないけどクラスの居心地が悪くていつも違うクラスに行っている。
今日も違うクラスに行って、暇を潰す。

『やーやー、みんな、学年の人気もの花子ちゃんがやって来たよー♪』

「「「どこがだ!!」」」

というクラスの連中がツッこみを入れる。まぁ、人気ものって訳でもないが、目立ってはいるとは思う。

その時、目に入ったのは、私の幼馴染みである
桜井良。…私の初恋の人。

『良ちゃん!遊びに来たよ♪』

「花子…。」

『えへへーw』

「お弁当、一緒に食べる?」

『うん』

前まで、毎朝、私は良ちゃんに作ってもらっていたのだが、青峰って野郎にも作るようになってから、良ちゃんの負担が半端ないと思い自分で作るようになった。良ちゃんは優しいから、作ってあげるって言ってくれたけど、さすがに迷惑はかけられない。本当に青峰の野郎…あとでしばいたろか…←

でも青峰なんかよりも、私が気にしているのは、桃井さん。
良ちゃんが所属しているバスケ部のマネージャーさん。その子は、かわいくて、頭もよくて、しっかりしてて、誰もが憧れるような子。多分、良ちゃんもきっとその子が好きなんだと思う。

「『いただきます!』」

『ねー、良ちゃん。』

「何?」

『良ちゃんの卵焼き食べていいー?』

久しぶりに食べて見たくなったんだ___良ちゃんのこと好きだから。

聞こえるか聞こえないかぐらいの大きさで呟いてみた。

でも、聞こえたらしく顔を真っ赤にしてうつむかれてしまった。


『なーんてね。冗談だよ。』

と嘘を吐く。




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