籠球

□非リア充の戯言
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12月は、大嫌いだ。

リア充爆発しろ、と思っている私にとっては、だけれども。

12月には、クリスマスというビッグなイベントがあるわけだが、彼氏いない歴=年齢の私には、悲しい(虚しい)イベントである。

ったくよー、12月になったからってカップルはイチャつき始めるし…。あー!うざったいー。

どうせ、悲しいクリスマスを送りますよーっだ!

「おーい、声にでとるでー?」

『なっ!?』

目の前に現れるは、妖怪サトr…じゃなくて、幼馴染の翔一様だった。

「なんやねん、けんか売っとんのか?」

『人の心を読むな!!こんの、リア充!!』

「何言ってんねん。もう別れたで?」

ふつーの人なら、「あ、ごめん…。」みたいなことを言うのだろうが、
私は違う。


『ハッ、ざまぁwwwww』

こうする。

「酷っΣ(゚Д゚)」

まぁ、なんだかんだで翔一はモテるから、すぐ彼女なんてできるんだろうけど。
このサトリのどこがいいのかわからないけどネー。

『はいはい、サーセン。』

「花子、まだ彼氏おらんのか??」

何言ってんだ。お前さんがいるから、モテないんだろうが!!
つか、絶対知ってるよな!?

『何よ、どうせ、知ってるくせにー。
ふん、どうせいないもん。
そもそもクリスマスはキリストの生誕祭なわけだし!!別に、カップルの特別な日ってわけじゃないし!!』


あー、自分で言ってて意味が分からなくなってしまった。

何が言いたいんだろうね。

「せや、クリスマス、一緒に過ごさへんか?」

どういう風に考えたらそんなことを言えるんだよ。

『は!?』

「どうせ暇なんやろ??ワシも暇やし。非リア充同士で、ってことで」

何だか懐かしい。昔はお互いの家によく泊まったけど、成長していくにつれてだんだんそういうのがなくなっていた。

『・・・いーよ。楽しめそうだしね。お菓子いっぱい持っていってやるわ』

「・・・ワシはいらんからな。」

『うん、知ってる。だって翔一、甘いものそんなに食べれないもんね。食べさせるけどな♪』

堪忍な、とか言ってるけど気にしない、気にしない♪

『クリスマスねー♪』

といって、帰った。



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