籠球
□非リア充の戯言
1ページ/3ページ
12月は、大嫌いだ。
リア充爆発しろ、と思っている私にとっては、だけれども。
12月には、クリスマスというビッグなイベントがあるわけだが、彼氏いない歴=年齢の私には、悲しい(虚しい)イベントである。
ったくよー、12月になったからってカップルはイチャつき始めるし…。あー!うざったいー。
どうせ、悲しいクリスマスを送りますよーっだ!
「おーい、声にでとるでー?」
『なっ!?』
目の前に現れるは、妖怪サトr…じゃなくて、幼馴染の翔一様だった。
「なんやねん、けんか売っとんのか?」
『人の心を読むな!!こんの、リア充!!』
「何言ってんねん。もう別れたで?」
ふつーの人なら、「あ、ごめん…。」みたいなことを言うのだろうが、
私は違う。
『ハッ、ざまぁwwwww』
こうする。
「酷っΣ(゚Д゚)」
まぁ、なんだかんだで翔一はモテるから、すぐ彼女なんてできるんだろうけど。
このサトリのどこがいいのかわからないけどネー。
『はいはい、サーセン。』
「花子、まだ彼氏おらんのか??」
何言ってんだ。お前さんがいるから、モテないんだろうが!!
つか、絶対知ってるよな!?
『何よ、どうせ、知ってるくせにー。
ふん、どうせいないもん。
そもそもクリスマスはキリストの生誕祭なわけだし!!別に、カップルの特別な日ってわけじゃないし!!』
あー、自分で言ってて意味が分からなくなってしまった。
何が言いたいんだろうね。
「せや、クリスマス、一緒に過ごさへんか?」
どういう風に考えたらそんなことを言えるんだよ。
『は!?』
「どうせ暇なんやろ??ワシも暇やし。非リア充同士で、ってことで」
何だか懐かしい。昔はお互いの家によく泊まったけど、成長していくにつれてだんだんそういうのがなくなっていた。
『・・・いーよ。楽しめそうだしね。お菓子いっぱい持っていってやるわ』
「・・・ワシはいらんからな。」
『うん、知ってる。だって翔一、甘いものそんなに食べれないもんね。食べさせるけどな♪』
堪忍な、とか言ってるけど気にしない、気にしない♪
『クリスマスねー♪』
といって、帰った。
→