Short DOREAM▼
□BlackBerry
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「もうやめたら?
学校にも男なんてたくさんいるじゃん。」
『やだ、周りの男子やだもん。
松潤よりかっこいい人なんていないんだもん。』
東京にあるカフェで話す女子高生2人。
「だってアイドルだよ?あたしたちなんかまだ高校生だしさ、これからじゃん。」
『だけど諦めたくないし…。』
「だいたいね、東京にいれば松潤に会えるって言ってるけど
もう3ヶ月ここに通ってるのに会えないんだから無理なんだって!」
彼女はため息をつきながらメイクを直してくるとえりかに伝え席をはずした。
『アイドル…アイドルかぁー。
やっぱり駄目なのかな、アイドルとただの学生じゃ。』
俯きながら横のテーブルを見ると手のひらサイズのノートがあった。
『忘れ物?』
えりかは手に取りスケジュール帳だと気づき周りを見渡し、コッソリ膝の上で開いた。