誠乃戦隊
□三、新入りの影響力が凄まじいこともある
3ページ/3ページ
そして土方の方はと言うと…
「てんめ山崎ィィィィィィィィ!!!」
「ギャァァァァァァァァァァァ!!!」
相変わらず鉄拳成敗は続いている。侑の言った通りになんて、彼がやるはずがない。厳しくない副長なんて、副長じゃない。
「オイ日高、仕事さっさと終わらせろ!」
そして前にも増して、侑をこき使う時間が増えた。しかもスパルタである。
「あぁ、集中力が…。こうなったら、ゴールドですね」
レッドの面を外し、今度はゴールドの面を付けた侑。そうすると、また集中力がぐーんと上がった。サラサラッと書類の山を片付けていく。
「何だそれ。ゴールドの方が集中力上がんのか?」
「追加戦士というのは、特別な力を秘めているものなんです。…あ、やはり副長はピンク「いらねーっつってんだろ!!」
土方は侑に仕事を任せたまま、局長室に向かった。
彼がこの数日、考えていたことを近藤に話す為だ。
「近藤さん」
「何だ?トシ」
フーッと、煙草の煙を吐いた。いつもより少し長めだった。
「アイツ…日高を、俺の直属の部下にしたいと思ってる」
おわり。
おまけ
「どうして皆さん私をお呼びになる際、さん付けなのですか?私皆さんより年下ですから、呼び捨てでも構いません」
「いや、君なんか菩薩的な雰囲気だからさ…」
「さん付けしたくなるんだよね」
「ま、例外もいるけど」
「オイ日高ー!」←副長