誠乃戦隊

□三、新入りの影響力が凄まじいこともある
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そして土方の方はと言うと…

「てんめ山崎ィィィィィィィィ!!!」

「ギャァァァァァァァァァァァ!!!」

相変わらず鉄拳成敗は続いている。侑の言った通りになんて、彼がやるはずがない。厳しくない副長なんて、副長じゃない。



「オイ日高、仕事さっさと終わらせろ!」

そして前にも増して、侑をこき使う時間が増えた。しかもスパルタである。


「あぁ、集中力が…。こうなったら、ゴールドですね」

レッドの面を外し、今度はゴールドの面を付けた侑。そうすると、また集中力がぐーんと上がった。サラサラッと書類の山を片付けていく。


「何だそれ。ゴールドの方が集中力上がんのか?」

「追加戦士というのは、特別な力を秘めているものなんです。…あ、やはり副長はピンク「いらねーっつってんだろ!!」







土方は侑に仕事を任せたまま、局長室に向かった。
彼がこの数日、考えていたことを近藤に話す為だ。


「近藤さん」

「何だ?トシ」


フーッと、煙草の煙を吐いた。いつもより少し長めだった。





「アイツ…日高を、俺の直属の部下にしたいと思ってる」










おわり。


おまけ

「どうして皆さん私をお呼びになる際、さん付けなのですか?私皆さんより年下ですから、呼び捨てでも構いません」

「いや、君なんか菩薩的な雰囲気だからさ…」

「さん付けしたくなるんだよね」

「ま、例外もいるけど」

「オイ日高ー!」←副長
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