『捧げ物』

□不思議な森:ブレイ様へ
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―森の奥―
白銀「…どうしてこうなった…」

死神「そう言わずに」
森の奥にいる二つの影
一つはトラヂェディ、もう一つはクルーエル
彼らはこの森で奇妙な怪奇現象が起きると報告され調査しに来た
トラヂェディは逃げようとしたがつかまった←
誰につかまったかは想像してください←←

白銀「で、これからどうする?」

死神「一緒に居た方がいいと思うぞ?」
そうだなと二人は一緒に移動始めたが…
ドィン

白銀「?!」
変な音とともに何かが変わった

白銀「クルーエル?」
周りを見渡してもクルーエルの姿は無い
おそらくさっきの現象で別れたのだろう

白銀「…とりあえず進むしかないか…」
見れば一本道後ろは行き止まり
迷っても仕方が無いかとトラヂェディは思った

―別の場所―
死神「…完璧に離れたか…」
クルーエルは自分が今どういう状況か把握した

死神「早くトラヂェディを探さないと」
移動しようとした時木々の向こうから音がした

死神「?!…気のせい…?」
振り返ると
吸血「やぁ」

死神「…」

吸血「…悲しんだけど…」
クルーエルは無表情でアガリアレプトを見た
そしてしばらくの沈黙が続きようやく口を開いたのはアガリアレプト

吸血「で、お前はあんときの死神だな」

死神「(知ってたか…)お前は何故此処に?」

吸血「モロクを追いかけてきたら此処に来た(サラ」

死神「え…」
ドン引きするのも無理は無い←

―トラヂェディのところ―
白銀「…たく、何処まで進んでも一向に出口が見つかんねぇな…」
あれからどれくらい歩いただろうか
トラヂェディは溜息をついた

残忍『おや?トラヂェディではありませんか』
そこに見なれる黒い騎士…モロクがいた

白銀「モロク?!何故お前が此処に?」

残忍『…トラヂェディと同じです』

白銀「はぁ〜…やっぱりか…」
またしてもトラヂェディは溜息をする

白銀「しかし…どうしてこうなったんだ?」

残忍『おそらく黄龍"の旅立ちだと思います』

白銀「黄龍の旅立ち?なんだそりゃ?」

残忍『黄龍は自分の居場所を探すため百年に一度旅立つのです』

白銀「…えっと…つまり…」

―アガリアレプトとクルーエル―
吸血「つまり、自分の身を守るために自分がいた周囲の空間を捻じ曲げたんだ」

死神「始めて聞いたな」

吸血「へ〜…なぁ一つ聞いていいか?」

死神「なんだ?」

吸血「お前の血は何味?」

死神「…じゃ俺からも一つ…お前の魂の色は何色だ?」
二人とも火花を散らしてる
少距離を置いているしかしこんなことしても無駄だと思ったのかすぐやめた←

吸血「とりあえず…はやくモロクを探して血を吸おう」

―モロク、トラヂェディ―
ゾワ
残忍『?!…今何やら寒気が…』

白銀「だ…大丈夫か?」

残忍『ええ…何とか…』

白銀「で…此処からどうすれば抜けられるんだ?」

残忍『それなら私に任せてください』

白銀「どうするんだ?」
モロクは上を見て言葉を唱えた

残忍『黄龍よ貴方の友"モロクです、このたびは再び足を運んでしまって申し訳ありませんでした、どうかこの迷いの森に居るものを外へお導きください』
そう言った瞬間二人の目の前に光が現れた

白銀「あれは?」

残忍『出口です、行きましょう』

白銀「あぁ!」

―アガリアレプト、クルーエル―
死神「?…あれは…」

吸血「出口だな、俺は先に行かせてもらう」

死神「!?待て!」













白銀「う…此処は?」

残忍『どうやら外に出たようですね』
二人のところにクルーエルが現れた

死神「トラヂェディ!…とモロク?」

残忍『こんにちはクルーエル』
するとクルーエルの後ろから現れたのは…

吸血「やぁ!モロク!」

残忍『…』←無視

吸血「え?…無視?何これつらたん…」

白銀「おまえなぁ…」
トラヂェディは少々あきれているようだ←

白銀「(そういえば…モロク黄龍のこと友とか言ってたな…)」











「さて…次は何処の世界にしようか」「ほどほどにしろよ」

END

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