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完結までいかなかった物、ネタなど
を書きます。
◆アラヒカ 

 「なぁ、ヒカル!」
今夜も、宿題をしているというのに、煩い声が僕を呼んでいる。
 「なぁって、ヒカル!」
こんなくだりはいつも通りで、いい加減止めて欲しい。
 「ヒカルっ!!」
 「うわっ!ちょ」
いつまでも僕を呼ぶアラタにイラつき、振り向こうと横をみた瞬間にアラタのオレンジ色の髪が視界いっぱいに見え、身体に重量を感じた。
 「アラタっ! 何をするんだ、いきなり!?」
「だって、ヒカル反応しなかったしさー」
アラタの煩く少しトーンの低い声が僕のすぐ近くで聞こえ、驚きでか、身体が震える。
 今の状況を整理したい。目の前はアラタの髪で耳に直接響く声、そしてこの匂い...

 (抱き着かれてる!?)
そう理解してしまうと、身体が自然と熱くなるのが解ってしまう。
アラタは男だし、同室相手だ。
そんな事は理解しているのは当たり前だが、何故だか心臓の高まりが収まらない。
そんなむず痒さが僕を襲いしばらくそのままでアラタが僕を呼ぶのを必死に無視しようとする。
鼓動がさっきよりも早くなった気がする。
 相手は男だ。 解っている。なのに

 「なあ、ヒカル...?」
 「っ!?」
呟くように、部屋には僕達しか居ないのに、僕にだけ聞こえる程小さな細い声でアラタは僕の名を呼んだ。
その声は、耳をと言うよりも、脳に直接響くような感じで、訳がわからなくなる。


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書いてて訳がわからなくなりました

2013/08/14(Wed) 23:48 

◆ユウジン 


泣きたい時、あるでしょう?
辛い時、あるでしょう?

誰だって一緒なんだ、一人で悩まないで。

 ――ジンくん
彼は、思い詰めたように、複雑そうな表情で僕をみていた。
 どうしたんだい?
いつも通りの笑顔を張り付け、少し後ろにいたユウヤの側へ歩み寄る。

まだ彼は、言う事をためらうかのように一度口を開け、また閉める。
僕は、ただ彼の言葉を待っているだけ。

しばらくすると、伏せているため髪で隠れていた瞳が僕の事を強く捕らえていた。
そんな彼に悪感が走った。
別に殺気を感じた訳ではない。だが、自然と威圧をされていた。
 「ジンくん、無理してるでしょ」

しばらく僕は固まってしまった。
無理はしていない。ただ償いたいだけなんだ
 「そんなわけない」
ユウヤをまっすぐ見ることが出来なかった。
ユウヤの言葉を否定したのに、嫌な程心臓が高鳴った。


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突然書きたくなったもの
結局最後まで行きませんでした。

2013/07/14(Sun) 16:06 

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