―その夏は、例年よりも暑い夏だった。

 相変わらずのセミは、今年も煩く鳴き、夏を感じさせた。
でも、何故だか今年のセミは、僕達を嘲笑うかのごとく鳴いた。
 夏の空気を含んだ重い風が吹くと、風鈴の音が響き涼しさを感じられた。
でも、何故だか今年の風鈴は、悲しんでいるように聞こえた。

セミの声、風鈴の音、人々の声...。
僕達の暑く長い夏の一日は今日も始まった。

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こちらの作品は、ダンボール戦機Wのジンユウ小説です。
内容は死ネタですので、苦手な方はブラウザバックをおすすめします。
初めて読む方は「はじめに」を必ずお読みください。


目次
はじめに
一日目123

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