小説置き場

□高宮 音読してもらいましたっ☆
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「もっと、、、奥ま、でつい、て。激しっいのが、、、ほしい。」

「感情込めてください!!」

「やっやぁ、、やめって、、、おっきいの入っちゃう。」

「いいっすよ!」


・・・何やってんだ。俺



事の始まりは高尾のせいだった。



「みーやぁじさん!!」

超満面の笑みを浮かべて俺の後輩、高尾和成が駆け寄ってくる。

このときの高尾は絶対何か企んでやがる。

「キモいんだよ!轢くぞ」

高尾は悲しそうな顔もせずに

逆に嬉しそうな顔で


「宮地さんに殺されるなら本望ですよ☆」

こんな発言をしやがる。

「きめぇ。」

流石に引いた。

すると高尾は宮地のもとへ近づいていく。

「んだよ?」
「俺のお願い聞いてくますか?」

「やだ。」

間髪入れずに宮地は断った。

高尾は頬を膨らまし上目遣いで

「お願いします。」

そうささやいた。

うっ

こんな風にお願いされて断れる奴はいないと思う。

「チッ 仕方ねぇな。んだよ?出来るやつならしてやるぜ。」

「えっ?マジっすか?!」

「、、、やっぱ嫌だわ。」


こんな嬉しそうな高尾を見るといいことなさそうなので宮地はやはり、断ろうとした。

だが、

「、、、宮地さん。一度はOKだしましたよね?破るんですか?男に二言は無いんじゃないんですか?」

・・・

「わかったよ!してやればいいんだろ!してやるよ!!!!」


今思うとこんなこと言わなければよかったと思う。

こんな安い挑発にのってしまった宮地に高尾は

「じゃあ、BL小説音読してください♪」

「・・・・・は?」

一瞬、高尾の言ったことがわからなかった。

「だから「言わなくていい!」・・わかってるんじゃないすかー♪」


正直、高尾の言ってる意味が分からねぇ。


「じゃあ、これどうぞ。」

えっと。

『男同士の禁断愛special!!』

・・・おい。おい

宮地は放心状態だ。

高尾は楽しそうにページを開きながら

「えーっと、これだこれ!」

どうぞ。と俺に本を渡してきた。

『ツンツンな先輩が可愛く甘え喘いでくれる方法〜後輩×先輩の下克上〜』

つーか、どこで買ったんだよこれ。


「ほら、早く読んでください!」
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