海賊→長

□おいでませ!1週間!
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次の日 祭りの話をしながら(拐われたことは言わない)晋さんとまったり過ごしていたら





『ロー?』



ロー「何してる」



『ん?保護者に報告』





キョロキョロとアタシを探していたので
呼び止めると 眉間にシワを寄せて晋さんを睨みながら言う

んとに仲悪いよね





ロー「近くに病院はないのか?」



『病院?あぁー』





ローは医者だしね
こっちの知識に興味があるんだろ
前に行ったところは結構広いけど古い資料はあまりなかったし
こういった古い建造物が立っている場所なら あるいは





晋「あんまり奏を困らせるんじゃねぇよクソガキ」



ロー「あ゛ぁ?」



『こらこら!?何やらかそうとしてんの!?』





晋さんとローを宥めて
皆で町病院へ





ドフラミンゴ「勉強熱心だなぁ」



『ドフラミンゴの辞書にはない言葉だよね』





病院の周りにはお土産屋さんが沢山あった

院長に許可をもらって
ローを資料室に押し込んだところで(凄い睨まれたよ)





『可愛い』



マルコ「?猫かぃ」





ストラップの先に桶に入ったニャンコが
うん ニャンコ先生みたいだ
あそこまでフテフテしてないけどね

色違いを買って(シャンクス<赤>マルコ<青>ドフラミンゴ<ピンク>ロー<白>クロコダイル<紫>アタシ<黒>)
ローが出てくるまで暫し公園で時間を潰す

皆も買ったみたい 腐ると洒落にならないから
トリップ日に配達してもらうことにした





『お帰…り?』





完璧に窶れているロー
背後には無数のナース+患者+通行人
女性達はシャンクス達を見るなり増殖して





『あぁーあ』





群れからはぐれて
ポツンッと一人 もみくちゃにされている海賊5人を見てため息

能力使えないけど この世界じゃ手加減して!
と 口煩く言ったのと
女性相手なのとが重なって
中々でてこない

シャンクスがすげぇ苦笑いだ
マルコも…引いてない?
ドフラミンゴは楽しそうだね
ローは…ちょ!?その構えはやめなさい!
クロコダイルは丁重に断ってる





『お?』





一番に人混みから出てきたのは
クロコダイルだった

やはり紳士は強いね





クロコダイル「待たせたか?」



『んーん。楽しく傍観してたから』



クロコダイル「助ける気はねぇのか」



『女性怖いからね』





タバコに火を付けて
二人で 次なる脱出者について話す





『シャンクスとか?』



クロコダイル「いや、ドフラミンゴだろ」



『えぇーあのタラシ?一緒に来そうだ』



クロコダイル「否めねぇな」





人混みをかき分け
息を切らし抜け出したのは





『お疲れ』



マルコ「ひでぇめにあったよぃ…」



クロコダイル「不死鳥でも苦手なものがあるんだな」



マルコ(奏が居なけりゃ殴ってたよぃ…)





さて マルコもこっちに来て
次なる脱出者は

えぇー 残り3人か
そろそろローあたりが手ぇ上げそうで怖いんだよなぁ





『今さらだけどマルコって能力使えたよね?』



マルコ「んとに今更だねぃ」



『何で?』



マルコ「聞かれても困るよぃ」





シャンクスは能力者じゃないから良いとして
残り3人はガッツリ能力を封印されてるし
温泉に入ったときは力が抜けるわけでもなかったらしい





クロコダイル「危険性がないからじゃねぇか?」



『なる。流石社長、頭の回転の早さパないわ』



マルコ「かといってココで使えてもねぃ」





確かに 向こうみたいに銃やら刃物が飛び交うことなんて
まぁ無い(100%とは言い切れない)





『そろそろ助けてやるか』



クロコダイル「大丈夫か?」



『超紳士!でも大丈夫!』





きゃきゃ騒いでいる群れのなかにとびこみ
3人を背に隠す





『ん?』





たった一言 それにより顔を青くして去っていった

ったく ドフラミンゴめ
これを狙ってたな





ドフラミンゴ「フフフ、おせぇじゃねぇか」



『打ち合わせなんてしてないから』



シャンクス「マジで助かった…」



『飢えてる女ほど怖いものはないね』



ロー「助けなんていらなかった」



『じゃなかったら殺しちゃうでしょ?感謝してほしいんだけど』





一人一人に猫ストラップを渡して
ブラブラしながら旅館に帰った





(面白いのはあった?)
(あぁ)
(なんで鰐野郎が一番なんだ)
(日頃の行いだろ?)
(マルコ!なんで助けなかった!)
(敵ってこと忘れてねぇかぃ?)
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