海賊→長

□おいでませ!旅立ち!
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海賊=酒場
ってな方程式があるので
二人で酒場巡り
髑髏マーク覚えてて良かったよ





『あ』



マルコ「ビンゴだねぃ」





少し小さめの酒場に
むさ苦しい野郎がいっぱい
酸素足りてるのかな?
タバコの煙で視界不良だよ





『あの』



男「あぁ?げっ!?不死鳥マルコじやねぇか!」





バレましたね
外で待っててもらえば良かったよ

男の声に椅子の後ろに隠れる奴
武器を持ち出し挑発する奴
…逃げるのか戦うのか纏めてほしい





『これ、落とし物です』



男「はぁ?……こらぁ!頭!」





頭…船長さんか
店の奥からユラリと出てきたのは





船長「…何の用だぁ?」



マルコ(コイツ…見たことあるよぃ…)



『こりゃまた…いかつい』





臆する事無くズイッとガラス玉を差し出すと





船長「ふっ…ははははは!不死鳥マルコがお届け物たぁ!」



『マルコじゃなく、アタシが拾ったんですよ』



船長「女かぁ?何でだ」



『困ってるかなぁって』





また笑いだす船長とクルー
何だ 嫌な海賊じゃなさそう





『届けたし、行こうかマルコ』



船長「待て」





さっき迄の爆笑はどこにいったのか
真剣な顔で呼び止められた(ついていけない!)





『はぃ?』



船長「礼をしてなかったなぁ」



マルコ「…だったら聞いていいかぃ?そのガラス玉の事を」





え?何?主人公おいていくとか何事!?
マルコと船長が話してる会話の1部分も理解できないんですけどぉ!?





男「なぁ」



『あ、アタシは奏』



男「奏?奏…奏……まさか!?あのドフラミンゴの女ぁ!?」



『誤解が有り過ぎて訂正しきれない!』





くっ 偽名使えば良かったか!?





『で?何ですか?』



男「お前、うちの副船長倒したそうじゃねぇか」



『副船長?あぁ、頭がファンキーな人?』





倒したってのは語弊
あくまでも正当防衛です





マルコ「人の女に手ぇだしてんじゃねぇよぃ」



『お帰りマルコ(マルコの女になった覚えはないけど)』





どうやら話が終わったのか
腰を抱かれ店を出た





『何聞いてたの?』



マルコ「ガラス玉の使い道だよぃ」



『良い情報?』



マルコ「まぁ、エースあたりは喜ぶだろうよぃ」





トレジャーハントね
詳しく聞いても分からないから
簡単に話をまとめてくれた

この島には宝がある
鍵は あのガラス玉

ん?





『返したじゃん』



マルコ「別に鍵はガラス玉に限ってねぇ」





ダジャレ?





マルコ「面白い事考えてるみたいだねぃ。聞かせてくれよぃ」



『あはははは』





素敵な笑顔で覇気を向けないで!
乾いた笑い声で誤魔化すしかないでしょ!





『オヤジ様に報告しないとね』



マルコ「この島には暫く居るから、また買い物行くよぃ」



『りょーかい!』





足早に船に戻る
トレジャーハントかぁ
アタシも行きたい!





(ただいまぁ)
(いっぱい買ったか?)
(まぁね)
(もうちょっと露出が高くても…)
(ぶっ飛ばすぞぃ)
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