海賊→中・短

□君に思い
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アタシ 白ひげ海賊団副隊長
名前は奏!
可憐で弱い乙女です!





マルコ「どこが可憐で、どこが弱くて、どこが乙女か説明しろよぃ」



『読心術禁止!プライバシー大切!』



サッチ「奏が可憐だったら世の女は全員可憐だな!」



『よーし!頭よこしなさいサッチ!刈り上げてやる!』



エース「俺は奏の事可愛いと思うぞ!」



『味方はエースだけだよ!さぁ!アタシの胸に飛び込んでおいで!』





いや…それは…

と 若干ひかれた
くっ!めげない!

とまぁこんな感じで朝を迎えているわけですよ





マルコ「そういやエース、始末書は」



『訂正して出しました』



サッチ「晩飯の仕込み」



『さっきやりました』



エース「やべっ!前に壊したドア!」



『船大工に頼みました』





……何だよ3人揃ってその目は





マルコ「相変わらず仕事がはやいねぃ」



『取り柄だからねぇ』



サッチ「奏がもうちょい女っぽかったらなぁ」



『そんなんじゃ副隊長勤まらないって』



エース「ありがとな奏!」



『毎度の事だからね!慣れたよ!』





さて 珈琲も飲み終えたし
部屋に戻り 書類に目を通しますか
雑用員じゃなく ちゃんと戦闘員だよ?
でもさ 四皇天下の白ひげ海賊団に喧嘩売る輩なんて
そうそう居ないから
ぶっちゃけ暇だったりする

身体鈍るなぁと思いながら自室に戻り(女だから一人部屋!)
山のように積まれた書類を処理していく
…ここは書庫か!





ガチャッ





『おやおや?マルコ?』





部屋に入ってきたのは
新たな書類を持ったマルコ
…またですか





マルコ「悪ぃ…」



『いやはや、1600人居るから仕方ないでしょ』





書類を受け取り
流し読みしていく
……あのさ





『他に何か?』



マルコ「…さっきの」



『は?』





ヤバイ 記憶喪失!?
さっきのってなんだ!





マルコ「俺は奏が好きだよぃ」



『………はぃ?』



マルコ「だから」





ギュッと抱き締められ
耳元に唇を近付け





マルコ「あんまり他の奴にニコニコすんな」



『……』





どうしたら良い!?
ホントどうしたら良い!?
え!?告白された?サラっと言われた?マジで?マルコに?
おいおい 今日はエープリルフールか?

頭が今の状況を処理できないでいると





チュッ





ん?





マルコ「ククッ顔が真っ赤だねぃ」



『な…ななななな!?』



マルコ「今から本気で落としにかかるから、覚悟しろよぃ」





満足気な笑を見せ部屋を出ていった

ちょ え? はぃ?





『誰か説明プリーズ!』





アタシの声がモビー全体に響きわたった





(どうしよオヤジ様!)
(グララララ!素直になりゃ良いじゃねぇか!)
(答えになってないから!)
 

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