海賊→長

□おいでませ!1週間!
1ページ/3ページ

何でも旅館近くで祭りがあるとかなんとか

女将さんに浴衣を借りて
下駄を鳴らしながら夜道を歩く





『ぶはっ!?みんな格好いいね!』



シャンクス「俺は2回目だ!」
マルコ「なんか…慣れねぇよぃ」
ドフラミンゴ「スースーするぜ」
ロー「こんな格好で襲われたらどうする」
クロコダイル「奏、鼻血拭け」





何故か全員浴衣を着こなしていることについてはスルー
悲しくなっちゃうじゃないか!
純日本人として!





『はぐれないようにねぇー』



シャンクス「ん」





差し出された手を握ると 4人が吠えた

しかたないじゃない 前科があるんだから





シャンクス(役得だな)



『先ずは腹ごしらえから!』





屋台を回り 次々と質問が飛び交う
全対応したアタシを誉めてくれ!話術スキルが5上がった気がするよ!

やはりというか 射的では大変目立った(赤字だろうなぁ)





『花火が上がるんだって』



ドフラミンゴ「花火だぁ?」



『そ!女将さんからベストスポット聞いたから!行こう!』





花火かぁ 小学生以来だ
嫌な思いでしかないけど
これを機に良い思い出になるなら!

花火はメインイベントらしく
人が増殖 つまり





『お?』





皆とはぐれてしまいました
この歳で迷子!?どんなけイタイの!?

前回の事もあって警戒しながら皆を探す
もし…前と同じようなことがあれば…
一般人に海賊5人が…





『死亡フラグ!?…っ!?』





いきなり後頭部に痛みが
あぁ マズイ 非常にマズイ
一般人!逃げて!全力で逃げて!





『っ…ん?』



「やぁーっと起きたかぁ?」
「滅茶苦茶上玉じゃん」
「お兄さんと良いことしようぜ」





気を失っていたのか 気付けば手を後ろに縛られていて
ニヤニヤとした表情で野郎3人がアタシを見下す





「顔、青くしちゃってどうした?」
「怖くないから大丈夫だよー」
「キモチイイ事するだけだから」





ザ★勘違い!

顔を青くしてるのは 君達の未来を想像したからだよ!





『あぁー…誰か格闘とかやったことある?』



「は?格闘?」



『じゃないと……』





話を続けようと口を開くが

…見てしまった
超絶笑顔な5人を





シャンクス「手を離すなって言ったろ?」
マルコ「家の妹に何してんだよぃ」
ドフラミンゴ「フフフッ俺から奪うとはな」
ロー「バラす」
クロコダイル「直ぐに助けてやるからな」





ぎゃー!?逃げて!アタシに構わず後ろを振り返らず全力で逃げて!





「「「ギャャャャャ!?」」」





……遅かったか
海賊5人は 問答無用手加減0で兄ぃちゃん達を全滅

縛られていた縄を解いて貰い
ゆっくり立ち上がると





シャンクス「言うことはあるか?」



『えぇー…』





何故か責められてます

アタシの所為!?…だよね





『スミマセン』



マルコ「はぁ…心臓に悪いよぃ」



『ホント申し訳ない』



クロコダイル「無事で良かった」



『超紳士!ありがと!』





それから 囲まれながら花火が見れるという丘へ移動(犯罪者、もしくは令嬢の気分だった)





(たーまやー)
(たまや?なんだそれ)
(かーぎやー)
(聞く気ねぇな)
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ