海賊→長

□おいでませ!レポーター!
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まぁ マルコから逃亡(?)してきたわけで
ここらで布の使い方を軽く説明
@布を被る
A行きたい場所、会いたい人を思い浮かべる
B移動終了
ってわけで ただいまマリンフォード!





『クザン元気かなぁ』





一番最後に会ったからそれほど日にちは経ってないはずだし
忘れてるってことはないと思う
門の前で首を捻っていると
背後から 嫌な気配が





ザンッ





『はは…死んだねこれは』





いきなり降り下ろされた十字の剣
背後にはアタシを見る 鷹の目 ジュラキュール・ミホーク
交わされた事に驚いているのか
ピクリとも動かない





『あぁー…何か?』



ミホーク「…何故交わせた」





そりゃそうだろ
気配も消さず 覇気まで出してて
しかも特典の能力を使えば容易いこと





『まぐれじゃ?運も実力のうち的な?』



ミホーク「ふっ面白い。入るなら同行してやろう」





ちょ!?あのミホークが笑いましたよ!
不意打ち過ぎて鼻血出すの忘れたじゃないか!←





『ありがとうございます。アタシは奏』



ミホーク「あのドフラミンゴが狂ってるほど」
『語弊ありまくりですな』



ミホーク「ならシャンクスが惚れた」
『も違うね』



ミホーク「…」





いやいやいや んな不機嫌な顔されても!
対応に困るから!





ミホーク「なら特定の男は居ないのか?」



『いきなり何の話だ。それより名前聞いて良いかな?』





やっと名乗ってくれた
これでも剣豪 良いのかそれで

足の長さが面白いほど違う為
ミホークはアタシの歩幅に合わせて歩いてくれた
超紳士!





『そういや何でココに?』



ミホーク「…呼ばれた」





え?ミホークって天然なの?
可愛い過ぎるから!
首を捻って答えるとか萌え!





『会合的な?何の話だろ…』



ミホーク「主だ」





あれ?アタシの耳が機能することを放棄した





ミホーク「奏の話だ」



『二回も言ってくれてありがと!お陰で逃避できなかったよ!』





この天然鷹め!
まぁ理由を知ったからにはマリンフォードから出たいわけで
でもミホークに手を捕まれてるわけで(何故か恋人繋ぎ!)
半ば引きずられる形で 見たことある部屋に着いた





『ドフラミンゴ!』



ドフラミンゴ「…奏?」





ピンクのモフモフを見つけ
一目散に駆け寄り抱きつく
良かった!こんなダルいもんに居るなんて不思議だけど
今はアタシのオアシス!





ドフラミンゴ「何で…」



『実はさ』





軽く経由を話すと
皆が見てる前でキスされました
し!羞恥プレイ!?





ドフラミンゴ(何で俺のとこじゃねぇ)



『ん…ゃ』





やっと離してくれたのは良いが(良くない!恥ずかしすぎる!)
議題がアタシのため今すぐにでも去りたい





『ドフラミンゴ…』



ドフラミンゴ「んな顔すんじゃねぇよ」





羽織っていたモフモフを
アタシを隠すように着せてくれた
ちょ!?何この優しさは!





ドフラミンゴ(見せるなんざ勿体ねぇ)



『…ありがと』





コテンッと頭を胸板に倒すと
優しく抱き寄せられ 座りやすくなった(因みにドフラミンゴは机の上に座っているため必然的にあぐらの上に座ることになる)

ガチャッと開かれたドアの音に肩が上がった





ドフラミンゴ「…大丈夫だぁ。何も考えんな」





ドフラミンゴの声に 安心したアタシは
握っていたシャツの力を緩めた
モフモフで隠されているため現状は把握出来ないが
腐女子の力 耳 で三大将とセンゴクが来たのがわかった
アタシすげぇ





『ドフラミンゴ』





小さな声で呼ぶと
グラサン越しだがこちらを見てくれた





『…ごめんね?』



ドフラミンゴ「は?」



『会うのが…遅くなって』



ドフラミンゴ(自分が、誰に何を言ってんのか分かってねぇな)





会議の内容は
アタシに賞金をかけて海軍に引き込む というもの
…本人がココに居るからぶっちゃけ複雑のなにものでもない





クザン「言っとくけど、傷なんてつけたら凍らすからね」





クザンだ! 今すぐにでも飛び出して抱き付きたいけど…
どう頑張ってもここ(モフモフの中)から出る勇気もないし
ドフラミンゴから抜け出せる気もない





ミホーク「奏ならドフラミンゴが持ってるぞ?」



「「「…………は?」」」





ちょ!?おまっ!?
何言っちゃってんの!?

ミホークの一言に 回りの視線がモフモフに注がれた
…イタイ モフモフからでも視線が分かるとか
アタシ悪いことしてない!

すがるようにドフラミンゴの胸板に顔を埋めると





ドフラミンゴ「確かに居るが見せる気はねぇなぁ」



センゴク「ドフラミンゴ!何故それを言わないんじゃ!」



ドフラミンゴ「聞かれてねぇ」





ドフラミンゴはアタシを庇うようにセンゴクと口論を始めた

…待てアタシ
これを切っ掛けにドフラミンゴが七武海追放になったらどうするよ





『ドフラミンゴ』



ドフラミンゴ「心配いらねぇ」



『…ごめん!』





隙を見て 一瞬にしてモフモフごとドフラミンゴの膝から飛び降りる





クザン「ほ…ホントに奏?」





パサッとモフモフから抜け出すとクザンが飛び付いてきた(ドフラミンゴが吠えた)





『久しぶり?』



クザン「何で疑問文?」



『何となくかな』





周りからは 見えない だの 離れろ だの 捕まえていろ だの
まぁ 自由に言っちゃってます





『アタシ…嫌われてる?』



クザン「好かれてるから誰もが欲しがるんでしょぅが(相変わらず鈍感)」



センゴク「クザン!そのまま其奴を」
『黙れよカモメ野郎』





ボソッと呟くと 周りが凍りついた
あのサカヅキですら ひきつっていたし
良い気味だ!





『アタシは海軍に入る気ないって。それにアタシの家は決まってる』





クザンから離れて机の中心に立ちセンゴク達を指差して





『アタシは白ひげ、エドワード・ニューゲートの娘だ!』





皆の表情は 心のアルバムにしまっておこう





(ってわけだから必然的に敵になっちゃうね…ごめん)
(謝ることぁねぇよ。奪えば良い)
(あららら、こっちも渡す気、ないんだけど)
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