海賊→長

□おいでませ!旅立ち!
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島に着くなり
マルコに手を引かれいろいろ店を回った
一番てこずったのは服





マルコ「シンプル過ぎるよぃ」



『えぇー』



マルコ「だいたい何で白と黒しか入ってねぇんだよぃ」





籠の中には無地の白と黒ばかり

だって自分に似合う色とかわからないし
元の世界でもこんなんだったし





『どうも服に関しては無関心だからねぇ。マルコが選んで』



マルコ(奏に似合う服……)





おい 何故目を逸らす
頭の中でアタシにナニ着せたの!?





マルコ(ナース服はヤバいよぃ…でも)





脳内トリップ中のマルコを視界から消し
サッサと会計を済ます





マルコ「はっ!奏!?」



『気付いた?だったら次行こうか』





手を引いて店を出た

ったく そんな難しい体系や顔してないと思うけどなぁ





『おやおや?』



マルコ「どうしたよぃ?……同業者かぃ」





ニヤニヤしながら
アタシ達に近付いてくる男(多数)





『恨まれ過ぎでしょ』



マルコ「別に悪い事じゃねぇよぃ。勲章だぃ」



『はぁ…アタシは一般人だからよろしくね』



マルコ「任せろぃ。ちゃんと守ってやるよぃ」





ニヤリと笑うマルコ
うん やっぱ格好良いわ

バッタバッタと倒れていく中
一つ疑問が
あれ?コイツ等…

まさかと思い気配を探る
あぁーやっぱりか

弱いと思われて仕方ないと思うけど
一番目立っていた野郎がアタシの背後に居た
…守ってやるって言ったの誰よ…





マルコ「奏!」



『落ち着きんしゃいマルコ』





ふぅっと溜め息をついて





『おにぃさん。ゴメンね?』





肘鉄からクルリ身体を動かす序でに脇腹に回し蹴り

え?手加減?
一般人のアタシが海賊に手加減するわけないでしょ





『次は?』






ニッコリ微笑むと
蜘蛛の子を散らすように逃げていった
はっ 海賊が 笑わせるわ





マルコ「…何が一般人だよぃ」



『ヤダなぁ。あれは護身術の一つじゃないかぁ』





さぁ 気を取り直して買い物の続き!
一歩踏み出そうとすると
コンッと足元に何か当たる





『落とし物?』



マルコ「ガラス玉だねぃ」





この場合
@見なかったことにしてその場に置いておく
A海賊らしくパクる
B警察(海軍)に届ける





『んー』



マルコ「そんなに悩む事かぃ?」



『平和な世界で生まれたアタシは人の物を横取りなんてした事ないからさ』



マルコ(殴る、蹴るはあるのにかぃ…)





ここはCの





『いってきます』



マルコ「はぁ!?何でそうなるんだよぃ!」



『きっと無くして困ってるだろうからさ』





あぁーあ と頭を掻いて
渋々ついてきてくれた





(しかし綺麗だね)
(奏は海賊にむいてねぇよぃ)
(は?)
((お人好し))
((無視!?流石に傷付くわ!))
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