海賊→長

□おいでませ!非日常!
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不死鳥 赤髪 金桃鳥
外科医 青雉
ここまで並ぶと
我ながら肝が据わってるよ

そういや 逆トリ王道
メインキャラが来てなかったなぁ
ボーッと絵を眺めながら煙草を吸っていると
着信音が鳴った





『もし?オヤジさん?』



オヤジ【こんの…親不孝ものがぁぁぁぁ!】





えぇぇ!?何でいきなりキレてんの!?





『説明プリーズ!』



オヤジ【この前!派手に暴れたそうじゃねぇか!何で呼ばねぇんだよ奏!】





この前…暴れた?
あ ドフラミンゴん時ね
すっかり脳内から削除されてたよ…





『まぁまぁ、怪我が無かったわけだし』



オヤジ【しかも!男連れ…って!?お前!】
姉さん【奏ちゃん!?大丈夫なの!?】





電話の向こうが いやに慌しいな
オヤジさんに代わり
嫁の姉ぇさんが出た





姉さん【何でも物凄く格好良いらしいじゃないの!私は賛成よ!】





後ろでオヤジさんがギャァギャァ言ってるみたいだが…

つか え?





『あの人は連れで関係はないよ?』



姉さん【何ですって!?ちょっと!】





携帯を放置して
どうやら目撃者だろう
滅茶苦茶姉ぇさんとオヤジさんに問い詰められていた





晋【奏?】



『こんにちは晋さん』





晋さんはアタシの兄的存在の人
護身術もこの人から教わった(鬼だった)





晋【やっと奏に相方が出来たって大喜びしてたのに】



『あはは、アタシみたいな子、誰も貰わないですよ』



晋【(鈍感は相変わらずか)まぁ、元気そうなら良いんだけどね。たまには連絡しなよ?オヤジも姉さんも心配してる】



『了解しました。ありがとう、晋さん』





携帯を切るギリギリで
オヤジさんと姉ぇさんの声がした
【たまには顔出(せ)(しなさい)!】
心が温かくなった
うん 大丈夫 まだ生きていける






携帯をたたみ
再び5つの絵を見る






『はぁ、物足りない』





この約1ヶ月
目まぐるしい萌

一緒に行ければ良かったのに
そうしたら 原作なんて無視してエース奪還できるのに
そもそもサッチ助けてティーチ追放したら良いんだ

脳内で楽しく妄想していると





「ねぇ」



『ん?それよりエースの幼少期に会って…』



「おぃ」



『いやいや、やっぱりマルコに会って…んーロジャー時代もありか…』



「聞けや!」



『お?』





何時の間にやら真後ろに居た……変人?





「殴るわよ」





見た目は綺麗な姉ぇさん
しかし 口周りが……青い…





『いや…うん…人それぞれだよね』





ボングレやイワさんもビックリだよ





「私は人じゃないわ!神よ!神!」



『良い精神科紹介しましょうか?』





腐女子もビックリのマシンガントーク
内容は実にシンプル
1 神様
2 メールの差出人






『トリップゥ!?』



「あら?メール送ったでしょ?」





メール?あ そういや 謎メール残したままだったよ





『断片かつ完結的に言うなら』





3つの願いを叶えてをもらい
ワンピースの世界へGo!





『無理無理無理!?どんな願いを叶えてもらっても死んじゃうから!?』



「あら?貴方は腐女子でしょ?頭が良いと思っていたけど」





…ま…まかさ?(テンパり過ぎて間違えたよ)





『頭に描いたアニメ(集英社万歳)の技を使いこなせる…とか?』



「フフッありなんじゃない?」





マジでかぁぁぁぁ!?
ちょ!?夢にまで見た最強トリップですってよ!
どうするアタシ!行くしかないでしょアタシ!





「でも、条件」



『え?神様も見返り?』



「当たり前でしょ?」





手のひらを見せたと思いきや
ポンッと白い煙と共に紙と羽ペンが
書かれている文字は英語?ドイツ語?
走り書きだから単語しか読めない…
書類はしっかり書こうよ
詐欺か





「で?どうするの?」





アタシの存在が消える
大切に育ててくれたオヤジさんと姉ぇさんと晋さん

……ごめん
やっぱ萌には勝てないよ!





『背に腹はかえられない!行ってやろうじゃない!』



「フフッ流石私が見込んだ子。楽しんで行ってらっしゃい。あ、帰りたいと思ったら私を呼びなさい。私の名前は《神(ジン)》よ」





ふと 視界が暗くなった
今から会いに行きます
待ってろ萌!アタシの癒し!





(ん?浮遊感?…まさか……ぎゃゃゃゃゃゃゃゃ!?)
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