海賊→長

□おいでませ!外科医!
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なんだかローは掴みづらい
警戒してるのか…それとも





ロー「奏」



『ん…ロー?…っ!?』





目覚めのチューとか
バカップルか





『っ…いきなりはやめて!』



ロー「いきなりじゃなけりゃ良いのか?」





ああ言えばこう言う
やっぱ若いよね
…そんなに離れてないはず!





『今日はある場所に行こう』



ロー「くだらねぇ所ならバラすぞ」





サラッと怖い事を!

車に乗り 着いたのは





ロー「…病院か?」



『まぁね』



ロー(どこか悪いのか?)





予測済みだけど
やっぱりローは絡まれている
と言ってもアタシが隣に居るから
視線だけね(殺気感じるのはきっと気のせいだ)

受付で鍵をもらい
関係者以外立ち入り禁止と書かれた部屋に入る

医者でもないアタシが何故入れるかって? フフッ





ロー「ここは」



『資料室だよ。ちょっと参考書が欲しくてね』





しっかし広い
軽く迷子になりそうだよ

チラッとローを見ると





『…暫く自由行動ね』





ウズウズしていて
アタシを見ていたので
ニヤける顔を隠し ローから離れる

さてと ここに連れてきた理由は2つ
本当ならローの絵を書きたかったが 嫌がられたし(あの3人に関しては問答無用だったけどね)
他の絵を書くネタ探りのタメ端から端まで見て回る
残りの1つは





『…少し休憩しようか』



ロー「あぁ」





ローは医者だし
知識はあった方が良い

コトリとコーヒーが入ったコップを机に置く
流石に資料室で騒ぐのは不味いので脳内で

ヤバい!ローが黒ぶちメガネかけてる!
も!萌ぇ! 今までの中で一番萌ぇ!
直視したら鼻血決定だね





ロー「この部分、読めるか?」





グハッ!?血が足りなくなっちゃうから!やめていただきたい!





『…どこ?』





なるべく近付かない最低限の距離で資料の説明をしていく
やはり漢字は難しいのか
病院の資料は殆どが外国語だけど
日本の資料もチラホラ残っていたし
アタシもそっちに目を通そうかな





『あ』






気付けば長居していた
一回でて昼ご飯でも食べに行くか





『ロー、出るよ』



ロー「帰るのか?」



『お昼食べに行くだけだよ。また帰ってくる』





さて 何を食べにいこうかな

ファーストフードで適当に時間を潰し
委員長から許可をもらい何冊か本を借りて自宅へ





『さて、アタシはアトリエに居るから何かあったら呼んでね』



ロー「俺も行く」





何でこうなった

ローはアタシの膝に頭を乗せてペラッと借りてきた資料を見ていた

アタシは





ロー「書かないのか?」



『んー何にも思い付かない』





ダメだ 完全スランプだ

はぁっとため息を吐いて 持っていたペンを机に置き
惚けるように天上を見る





ロー「…奏」



『んぁ?何?』





視線を天上から下に向ける





ロー「…書いて良い」



『は?』



ロー「頭が悪すぎる。俺の事、書いていいって言ったんだ」





こ…これは
もしやツンデレ!?

ニヤニヤしていると
デコにチョップくらいました

脳内で眼鏡ローを思い出しながらペンを走らせる





『…ふぁー…取り敢えず下書き終了』





そう言えばローが静かだ
やだ ちょっと怖い

恐る恐る膝に目を向けると





ロー「…ん」





寝ておりますよぉ!?
ちょ!?不意討ち萌!?
心中で身悶えながら
サラリと頭を撫でる

くっ!生きてて良かった!






ロー(気付いてねぇのか…鈍感すぎるな)





数分後 目覚めたローに虐められました(擽られた!)





(ツンデレ萌!)
(頭大丈夫か?)
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