桜、舞い散る
□大将と金の瞳、消えた桜
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捲簾はひとり歩きながら考えていた。
(西海竜王・敖潤。闘神一族出のエリート軍人ってか。
あのカタブツな性格といい生ッ白い肌と赤い目、上官とはいえ、どーも好きになれねェな)
と、ひとしきり考えながら歩いていると。
曲がり角から急に出てきた小さな物体とぶつかる。
「お、わっと」
「わ!?」
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