桜と永久の約束

□触れた指先
2ページ/2ページ




その後、



「明日…」



三蔵は口を開く。



「ぇ?」


「街へ行くぞ」


「街へ、ですか?」


「嫌、か?」



三蔵は疑問で返されるとは思わず、彼女の顔を窺った。



「いえ、楽しみにしてます」



彼女は嬉しそうに淡く微笑んだ。
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ