桜と永久の約束

□仮の名
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ぐ〜きゅるきゅる〜



「腹減った〜」



悟空の腹が轟音を立てた。
そんな彼を見て、八戒がクスリと笑った。



「桜、お腹はすいてますか?」


「いえ」


「少しでも食べたほうがいいですよ」


「林檎とか、どうよ?」


「いいかもしれませんね。切ってくるので、待っててくださいね」


「三蔵たちは、食堂に行って食べてきてください」


「へいへい」


「三蔵、行こうぜ」


「…ぁあ」



三蔵は桜を名残惜しげに見て、部屋を出た。
桜は部屋に一人残された。
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