桜、舞い散る
□金の瞳、太陽との再会
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あの日から、計り知れない年月が過ぎた。
その間、金蝉が彼女の姿を見ることはなかった。
まるで、あの日の彼女は幻だったかのように、何事もなくつまらない日々が続いていた。
理由もわからぬまま、日に日に彼女に会いたいという思いが募っていった。
金蝉は彼女が消えてからその後、彼女を探し続けた。
しかし、彼女の居場所どころか、名前さえわからなかった。
――しかし、再会の時は確実に近づいていた。
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