ver.ボケ

□★-くすぐったい
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ドンッ

三村を壁に追い込む。


「大竹…?」


驚いた顔の三村を無視して
壁と俺の間に三村を閉じ込めた。


「え…、ど…どうし…っふぁ」


三村の耳を、唇で当たるか当たらないかの距離でなぞる。


「大竹…っくすぐったいって…」

「お前、可愛すぎんだもん」

「や…っ関係ないだろ!…んん」


反応を見るのが楽しくて
今度は、甘噛みしてみる。


「ん…っんん!」

「はは、可愛い」

「っわ…やめろってば…!」

「絶対やだ」


三村が生意気な口をきいたから
もっと苛めることにする。

布団に押し倒そうかな、とも考えたが
たまには立ったままも興奮するかも…。


「お…おたけ…っ」

「なに?」


引き続き耳を攻めながら聞く。


「くすぐったい…から…」

「なに?」

「もう…っだめ…」

「ふーん、じゃあこっちは?」

「…っ!」


旅館に備え付けてあった浴衣を着ている
三村の脚をはだけさせる。


「ちょ…っやめ…!」

「脚もくすぐったいの?」

「当たり前だろ…っだから…!」

「その顔、可愛い」


浴衣の間から覗く三村の太股を
ゆっくり優しく撫でる。

もちろん耳を攻めながら。


「やだ!…やめて…ふはっ」


本気でくすぐったいらしく
身体を捩らせながら
俺の手から放れようとする三村。

もうだめだわ、我慢できねぇ。


「なぁ、三村」

「な…っなに?」


「お前この前、くすぐりに敏感な日に行為に及ぶといいって、さまさまで言ってたよな?」


夜はまだまだ始まったばっかだよな、三村。




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