ver.ボケ

□★-公開
1ページ/6ページ



今日は、内さま収録日。

珍しく一番乗りでスタジオに到着した
俺達は、楽屋で待機していた。


内「うーす」

三「あ、内村さん」

大「おはようございます」


内村さんと俺達は内Pの頃から
今もずっと同じ楽屋だ。


三「内村さん、昨日ご馳走さまでした!」

内「はいよー」


どうやら昨日、三村と内村さんの
二人だけで呑んでいたらしい。

いいなぁ、内村さん。

長年コンビやってると
なんか照れ臭ぇっつーか、
2人で呑みに行く機械がなくなる。

だから、三村と2人きりで
呑めるのがすっげぇ羨ましい。

昨日俺も一応声を掛けて貰ったが、
ピンの仕事があって行けなかった。



大「すいません、昨日…」

内「全然いいよ!ピンで仕事なんて珍しいね」

三「そうなんすよー、大竹さん1人で仕事なんて今までそんなになかったのに!」

内「基本2人で出るもんなぁ…どうなの?ピンの仕事は」

大「やっぱ1人だと仕事しにくいですね」

三「俺はやっぱり、大竹さんが出てる番組で後輩が大竹さんにツッコんでるの見ると、俺だったらこうツッコむのになぁ〜違うんだよなぁ〜とかばっかり考えちゃうんすよね」

内「やっぱ仲良いな」


三村が言ったことと、
内村さんが言ってくれた事に少しニヤニヤする。

仲良い…って。
なんか、すげー嬉しいかも。

そんな事を思っていると
楽屋のドアが開いた。


宮「おはようございまーす!」

三「おー、宮迫じゃん!」

宮「宜しくお願いしますー」


今日のゲストは宮迫らしい。

宮迫は、楽屋に入ると
三村の向かいに腰掛けた。


大「あれ?お前この間来たばっかりじゃねぇかよ」


そう、宮迫がゲストに来た日。

収録後に恒例の打ち上げで
人の相方に馴れ馴れしくハグなんか
させやがってイライラしたのをすげー覚えている。


宮「この前、また出してください言うたらすぐオファー貰えたんですよ!」

三「で、今日はどんな企画なの?」

宮「今日はねー、お互いの仲良し度を確認したい男達!です」

大「なんだそれ?」

宮「この間の打ち上げの時、めっちゃ3人で仲良しやったやないですか?それでこれしかないなと思ったんですよ!」

内「それ、なんか前にも同じ様なことやった気がするねぇ」

三「つーか第1回目もそんなのだったしね?」

内「あぁ、3人で同じ煙草吸ったりする奴な、あれキツかったね〜」


あー。確かにやったな。

3人で同じラーメン食ったり、
ソフトクリームの回し食いしたり。

あの回で何がキツかったって、
回す順番が内村さんの次が三村だった事。

内村さんと間接キスした後の三村と
間接キスしなきゃいけないっつーのが
すっげぇ屈辱だったなぁ…。


宮「まぁ、今日はそんな過酷なんと違いますから!」

三「よかった〜」

大「まじであんなのだったら、俺途中で拗ねちゃうかんな」

宮「大丈夫です、任せといてください!」

内「じゃあ、信じるからな」


……
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ