夢2
□よこしまな思考
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芹『あ、くる…』
三『またか(笑)』
警視庁捜査一課 芹沢、三浦は廊下での騒がしい声に飽きれつつもどこか微笑ましい気持ちでその声の主が来るのを待つ
『ダーリン〜!今日こそ付き合ってー!!』
伊『あ、あほか!!誰がダーリンだっつの誰が!!』
ベシッ!
『痛っ!♪』
伊『なんで嬉しそうなんだよ気持ち悪ぃ…朝からストレスだばかやろう』
芹『先輩おはようございます』
三『今日も相変わらずだなぁ』
『あ、先輩方おはようございます♪』
伊『おはよ、こいつ何とかしてくれよ』
三『ハハハ(嫌ならもっと拒否すりゃいいのに)』
芹『いやいや、これ見ないと朝じゃない気がしますよ』
伊『変なもんで朝を感じるんじゃねぇ』
『ねぇー!あ、美味しいご飯屋さん見つけたの!お昼は一緒に食べよ!』
伊丹の片腕を掴んで胸を押し付けるようにする
伊『ーっば!!は、離れろ!!ばか!//』
『わっ』
伊『もういい!俺は米沢のとこ行ってくる!!//』
ついてくるなよ!!と怒られてついていこうにもいけない
『いやーん!マシュマロ系がいいの!?』
伊『ばーか!ばーーか!!!』
『酷いー!』
芹『はいフラれ連勝記録更新』
『胸を押し付けても駄目か…もっとサイズが欲しいってことかな?』
芹『いや違うと思う;』
三『押しても駄目なら引いてみなって言うだろ?』
『伊丹先輩はツンデレだから押して押して押しまくりゃいいと思うんですけどねぇ』
うーんとあぐねていると誰かに後ろから肩を叩かれた
『ん?』
神『どうも』
あ、キラキラフェイス王子
杉『資料お返しに来ました』
芹『え、あ』
三『芹沢ぁ…』
『また特命に!?先輩のばか!』
芹『いや、ははは』
神『鑑識で伊丹さん見たけど今日もフラれちゃったのかな?』
グサッ
『…』ずーん
杉『神戸君』
神『あ、つい』
わざとらしい言葉に嫌気がさした
くっそーこのさい私がフラれるのも全部特命のせいだ←
『はぁー…胸と神戸さんのようなフェイスがあればきっとダーリンを落とせるのに』
神『え、俺の顔?』
『はぁー』
神『俺は君はそのままが一番だと思うけどな』
キラッとどこかの口説き文句みたいな歯の浮く台詞に鳥肌がたった
『チッ、毎回毎回そんな寒い台詞よく言えますね』
神『これが伊丹さんだったら?』
『えーーーー///いやーーーんどうしよーー!そんなキャラじゃないのはわかってるけどいやー!!ばかーー!///』
芹『…;』
杉『僕はもう行きますよ神戸君』
神『あ、待ってくださいよ杉下さん』
『神戸さん!』
神『ん…?』
『伊丹さんは渡しませんからね!!』
あまりに綺麗な顔と愛人オーラについ敵意をむき出しにする
つーか特命は尊敬してるけど敵だ敵!
神『は?、いやいらない…』
『いらないなんて失礼な!』
神『…』
米『死亡推定時刻は午前2時頃、財布は所持しておらず物取りかと思いましたが身元がわかりしだい自宅へいってみないと』
『もし自宅に財布があったのだとしたら…なにしにこんな茂みへ』
伊『運ばれたあとは?』
米『それらしきものは今のところ…』
杉『おや、この害者の手の爪のところきになりますねぇ』
伊『そこは俺も今言おうと…って警部殿っ!』
『はっ!』
杉『こちらの死体の…』
『特命はでてけー!とくに神戸さん!』
神『え』
伊『しかも…』
『…?』
うわぁ、という顔をする先輩方
あれ?三浦さんまで
芹『あのー経理の仕事は?』
陣『自分!有給休暇とってまして!』
『へぇー!経理の方なんですか!』
陣『…!あの、お名前は』
『へ?』
伊『はぁ?』
陣川と名のる男は私をなんとも少年のようなキラキラとした目で名前を聞いてきた
『私は…』
伊『いいから特命はでてけ!捜査の邪魔ですから!!』
神『はーい』
杉『では我々は次の場所で』
陣『え、ちょ!あの、杉下さ』
待ってくださいよと陣川という男は杉下さんたちを追いかけていった
『なぜ経理が特命と?』
伊『そんなことよりこの爪見てみろ』