長い夢

□第四話
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『ふぃー…お腹いっぱいです』


伊『さて、午後も頑張るか』


芹『張り切ってますね』


伊『特命より先に星あげてぇからな』


『(やだっ私の彼氏素敵///)』






みとれながらまず米沢さんの所へ向かった


そろそろ指紋やらゲソコンやらなんやらのデータがまとまっている頃だろうから





『あ!♪』


杉『おや』


神『どうも』


『どうも!』


伊『んあー…!米沢ぁ!!』


神『まさに鬼の形相ですね伊丹刑事』


伊『(イラッ)』


『ぷっ(笑)』


伊『あ、おいこら何笑ってんだ』


『あはは(笑)なんでもないです』


三『お前ら(いちゃつくの)後にしろ後に』


















『ふぅー…仕事終わった…?』


芹『あとはデスクワーク、はいこれ!』


『ひゃー!』






ひぃーー仕事キツイ


重労働だわ…でも、伊丹さんたちといれるなら




『頑張るぞ!』


杉『名無しさんさん』


『右京さん!』


伊『な、なんのご用で?』




伊丹さんが私を隠すように前にでる

え…や、やめてよ トキメキで心臓破裂しちゃう




杉『名無しさんさんにこれを』


『え…それは?』


杉『お菓子です、この前美味しいと言ってくださったので…プレゼントにと』


『プレゼント…?』


杉『昨日がお誕生だと聞きましてねぇ…おめでとうございます』


『そ、そんな!私の誕生日なんかに!』


杉『いえいえ、いつも話し相手になってくれている御礼です あなたの話しはいつも興味深いですからね〜』




いつもの話、とは異世界というか元の世界での出来事やドラマの中の人の話とかだ




伊『いつも…話し相手になってる…だと?』


『そんな!相談にのってばかりの間違いですよ!』


伊『相談…』


杉『まぁ、気持ちばかりですよ…どうぞ受け取ってください』


『ありがとうございます!』


伊『…』






そのあと伊丹さんのジト目を浴びながらも少し廊下を歩いていると



角『よっ!』


『角田課長!』


角『なんだよ伊丹もいるのか』


伊『悪いかよ、ヤクザ専門が何の用で?』


角『いやな、誕生日だったんだって?これ、心ばかり』


『えーー!!角田課長!?』


角『お菓子だけど』


『いやいや!嬉しいですけど!!』


角『いやまぁたまに愚痴聞いてもらってるから、また聞いてちょうだいよ』


『はい!』


伊『・・・』






そのあとも色んな人たちにも祝ってもらった


北上さんやら他の仲間や神戸くんや・・・








伊『お前…愛されてんな』


『え?』


伊『なんでもねぇ』





















































伊『被害者は○○県在中…』





今私は一課で事件の整理、いや…事件のことで会議を行っている


そして一課のエースこと私のダーリンがその事件の流れとかを内村部長に話している



『(結婚しよ。)』




そのあと班を振り分けてそれぞれ役割を分担した



男『7班は被害者のほうをあたってくれ』


『はい!』


伊、芹、三『はい!!!』






くぅーー!ドキドキする!!









『柳朋子さん…ですね』


女『はい…』







美人だな…しかもすごい色っぽい





伊『それでその男は…』


女『刑事さん…あたし怖いわ!』



その女はいきなり伊丹さんにひっついた




『な!!』


伊『落ち着いてください、詳しい状況を…』




よっしゃ!!冷静!好き!!




女『はい…実は』






ふんふん、なるほど…



へぇー…その男に命を?

そりゃ美人だもんねー、美人は辛いよねー…





女『私怖い…』


『大丈夫です、我々一課にお任せください』


芹『念のためこれを…』







あ!




芹沢先輩それって!!!紐をひくだけでどこでも一課を呼べる幻の!!!






『(わ、私にも一つ…←)』


女『ありがとうございます』


伊『では、我々はこれで』


女『もう行くんですか?』


『その男を逮捕するためには情報を集めないといけないので』


女『そう』


伊『では』


女『そこまで送りま…きゃっ』





はぁ?





きゃっ!じゃねえよ!何どさくさ紛れに伊丹先輩に寄りかかってんの!?


わざとらしい!!





伊『大丈夫ですか!?』


『…』


女『えぇ、ごめんなさい…』


三『顔が真っ青ですね、大丈夫ですか?必要であれば病院までお送りします』


女『いえ、大丈夫です』


伊『とにかく、あまり外へは出ないように…我々が守りますから』


女『私を守ってくれるんですね!刑事さん』





そういい女は伊丹さんに




抱きついた







『なっ!!!(我々がっつってんだろクソ女〜!!)』


伊『!!』





ちょっと!!!何で満更でもない顔してんの!?



美人だから!?美人だからかおい!!


そして胸か!?胸あたってるからか!?くそっ!!Eはあるなこの女!!




女『私本当に怖いんです・・・』










演技くさーーーーー!!!!






『私も!!この刑事さんもこの刑事さんも優秀ですからご心配なく!側には主に私がいます!女性同士のほうがいいでしょう!!』


女『えーー、男性のほうが強くて安心だわ』


『じゃ、じゃあ私男ですから!!』





あ、間違えた





芹『ぶっ!!ww』


伊『何言ってんだお前は;』









むきゃーーーー!!元はといえばあなたがデレデレするから!




はーーーらーーたーーつーーー!!!











伊『で、何むくれてんだお前は』


『満更でもない顔でしたね〜あの美人に…』


伊『なんだよヤキモチか?』


『当たり前でしょ!』


伊『は、はっきりだなおい・・・///』


『でも・・・許します』


伊『え?』


『あの時・・・抱きしめ返さなかったから許す』


伊『・・・』





そういうと私をぎゅっと抱きしめた



『伊丹さん・・・///』


伊『お前にしかしねぇよ・・・ばーか』


『ふふっ一言多いよ・・・もう』






幸せ・・・・・






伊『はいここまでだ!後はおあずけ、仕事だ仕事』


『えーー!』


伊『しーーーごーーーとーーー!』


『じゃあ・・・終わったらご褒美に続きして?』


伊『・・・後悔すんなよ?』








そうニヤリと笑ってみせた彼に私はもう立っているのがやっとだった





幸せ死しそう















そのあとは事件解決のためあれよあれよと頑張った





『これの裏とってきます!』


伊『この資料もってこい!』


『はい!』






あーもう!忙しい!!忙しい忙しい!!





ピルルルル


芹『あ、被害者の着信!先輩!』


伊『よしっ!行くぞ』


三『おう』


芹『あ、名無しさんちゃ!』


伊『後で呼べばいいだろ』












女『あぁ!刑事さん!』


伊『お怪我はありませんか』


女『ごめんなさい、物音が!それで私…』


芹『俺外見回ってきます』


三『俺も少し見回ってくる』


女『刑事さんはここにいて…私…私』


伊『落ち着いてください、事件は解決にむかってます』


女『…』






ガタンっ!!




女『きゃあ!』


伊『!!!』




バタンッ!



伊『なんだ、扉が風で…大丈夫ですよ、ただ扉の部分のネジがゆるんで…』


女『もうこんな脅える生活いや!!』


伊『!!』


女『ひっ……ぅっ』


伊『落ち着…』


女『お願い…抱き締めて、少しでいいの…私ずっとひとりぼっちなの…お願い、私を安心させて』


伊『…』





















『あれ!?先輩たちは!?』





あれ!?どこ!?




あ、メール




芹沢先輩からだ!被害者からコールが!?


もしや犯人!?



















女『ねぇ…お願い刑事さん、一度だけ』


伊『…』


『伊丹先輩応援にきまし!!…た…』


伊『!』


女『あ…』


『…ぇ』
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