悪魔狩人の幻想入り

□Mission5 終結、紅霧異変
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「・・・私とここを出ませんか?」

「・・・え?」
まあ、驚くのも無理はないだろう。

「この地下室から外に出たいのでしょう?なら、ちゃんとお嬢様に伝えるべきです。」

「でも、お姉さまに迷惑が・・・」

「己の気持ちを伝えるのに迷惑なんてものは有りません。」

「・・・そういうものなのかな?私にはわからないや。」
なんとか乗り気になったか・・・?

「ついでに館も見て回りましょうか?この館についてもほとんど知らないのでしょう?色々と面白いものも見れますよ?」

「面白いもの・・・?」
やっぱり好奇心旺盛らしい。495年も幽閉されていたんだ、無理もない。

そろそろ頃合か?

「じゃあ行きましょうか?」

「・・・うんっ!」
俺達は地下室から出た。

しかし、俺は甘く見てたのだ。

彼女の『悪い癖』を。

そして知らなかったのだ。

今日が『紅い満月』の出る日だということを・・・
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