悪魔狩人の幻想入り

□Mission1 全てを受け入れる楽園へ・・・
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20xx年アメリカ

ここに、何でも仕事を引き受けるという店がある。店の名は・・・・

「Devil May Cry」

今日もまた依頼が来たようだ・・・

「DevilMayCry・・・Sorry,It is closing today.」
(デビルメイクライ・・・すまない、今日は閉店だ。)

ガチャン

「・・・また、合言葉なしか。最近ろくな仕事してないな。また経営が悪化しちまうじゃねえか。」
俺の名はアレン。このデビルメイクライのオーナーだ。
なんで依頼を受けないかって?
そんなの簡単だ。

俺の本業が悪魔狩りだからだ。

だから探偵紛いのことや迷子探しなんかしないのさ。
そのせいで経営状況は最悪だけどな。

さてと、今日は閉店だって言っちまったし、寝るとするか。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
深夜3時 DevilMayCry
「・・・やっぱ朝10時から寝るなんて早すぎたか。」
暇だ、物凄く暇だ。やっぱ人生刺激がないとつまらないものだからな。

と思っていたんだが、
「・・・どうやら招かれざる客が来たらしいな。」
事務所前に漂う魔力の塊・・・
間違いない、悪魔だ。

「一人で来るなんてな・・・いい度胸してやがるな。」
愛剣フォースエッジと愛銃ルーイン&デザイアを持って外に出る。

今は2月の中頃だから結構冷えるな・・・

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
DevilMayCry事務所前

「・・・出てきな。いるのはわかってんだぞ。」

「あら、わかっていましたか。」
そこには、金髪で紫のドレスを着た美女がいた。

魔力が感じられない・・・!?悪魔じゃないのか?

「ほう・・・深夜の美女か。なんだ?夜のお誘いなら間に合ってるぜ?」

「そんなことはしませんわ。私は八雲 紫と申します。私はただ依頼しに来ただけですわ。」

こんな時間に、しかも直接の依頼、不自然過ぎる。

「すまんな、今日はもう閉店だぜ?」

「あら、それは残念ですわ・・・折角貴方の両親の仇についての依頼ですのに。」
なんだと・・・・・・!?

「・・・OK,話を聞こう。入りな。コーヒー位出すぜ?」

「いえ、結構ですわ。じゃあお邪魔しますわ。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
DevilMayCry

「・・・で、話を聞こうか。」

「ええ。まず、魔帝ムンドゥスと言う名前に聞き覚えは?」

「俺の先祖が封印したってことぐらいは知ってる。」

「その魔帝が10年前に復活したようなのです。最もこちらに来るのがいつかはわかりませんが。」

「じゃあ、そいつが?」

「恐らくはそうでしょう。先祖について何か知っていることは?」

「あまり詳しいことは知らない。」

「そうですか。話がそれてしまいましたわ。本題に入りましょう。私からの依頼は、私達の世界に蘇ろうとしている魔帝ムンドゥスの再封印ですわ。」

「私達の世界?なんだそりゃ?」
なんだ?別世界でもあるってのか?

「まあ、見てもらった方が早いでしょう。」
は?
「おい、どういう事d・・・!?」
マジか!?地面に穴空いたぞ!?

「待てよおいいいい!?」
ああ糞、ハメられたかもなこれは。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
幻想郷
「お、出口だ。」

このなんか目ん玉だらけの空間からおさらばだな。
でもさ、

「なんで出口が空中なんだよおお!?」
地上十数メートルはあるぞおい!?
まあ、悪魔狩人は伊達ではないわけで、
スタッ!!「cool・・・」

此処が紫の言っていた別世界か。
自然に溢れてるいいところだな。

「あれ、そういや紫は「呼びましたか?」おおうっ!?」
上半身だけが空中に出てやがる。
というか、便利だなその目ん玉だらけのやつ。

「此処は幻想郷。全てを受け容れる楽園ですわ。はい、剣と銃。」

「thanks.そういや此処とあっちは時差があるのか?」

「ええ、正確には時間の流れが違うようですわ。」

「後もう一つ、俺の相棒はどうすんだ?今遠出してるんだが。」

「あら、事務所は閉店ではなかったのかしら?」

「わかってるくせに言うなよ、OK,その依頼・・・受けるぜ。」

「感謝いたしますわ、スパーダの末裔。貴方の相棒はあちらの依頼が終わり次第こちらに送りますわ。」

「で、俺はどうすればいい?野宿とかは勘弁してくれよ?」

「此処から少し歩くと真っ赤な洋館がありますわ。そこに言ってみては?」

「そうか。そういやお前「じゃあ、また会いましょう」おいまだ話は・・・!」
あの目ん玉(ryの中に消えちまったな。

「しゃあねえ、その洋館で奴のことを聞き出すか。」
俺は森の中を歩いていく。
今回の選択が俺の生活を変える事になることも知らずにな。
 

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