悪魔狩人の幻想入り
□Mission2 紅の館に眠るもの
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「アレンか・・・」
(彼の運命には靄がかかったようだった・・・そんなに未確定要素がある運命も珍しいけど、決まって最後は・・・)
「ふう。今は難しく考えるのはよしとこうかしら?」
どうも彼の運命の終着点はまだ先のほうだしね。
Sideアレン
なんとかここで執事として働けるようになったが、
「あの〜咲夜姉さん、これ全部掃除するんですか?」
「ええ、もちろん。それと私の方が年下なんだけどその呼び方どうにかならない?」
マジか・・・この館どんだけ広いんだよ!?見た目を軽く越えてるぞこれ?
呼び方?治らないから仕方ない。
「ここが倉庫よ。武器もこの中にあるわ。」
武器庫か。あいつはどうしてんのかな?気になるが、どうにもならんな。
「ちょっと見てく?」
「あ、はい。」
まあこれは中には武器の山だこと。
しかし、
「聖母像に抱かれた剣?違和感ありまくりだな。っ!?」
聖母像が死神の像になった!?
次の瞬間
ドスウッ!!!
「がっ・・・はぁッ・・・」
なんで剣がいきなり・・・?
あまりの激痛に俺は意識を失った。
Side咲夜
彼にこの館の案内をしてるけど、
(なんで私の方が年下なのに姉さん扱いなのかしら?)
そうこうしてるうちに倉庫についた。
アレンと手分けして中を見てると、
ドスウッ!!!
「ちょっとアレン、どうした・・・!?アレン!しっかりしなさいっ!」
なんで、なんでアレンの身体に剣が刺さってるの!?
でも、次の瞬間私は信じられないものを見た。