綺羅星図書

□君に首ったけ
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ふふん、お前はなんとうい奴なのだ、



『長福丸殿の知識には感動いたします



今でも朝が来ると…


あれは、夢物語りではないかと不安になるときがある、


だからこそ!

朝1番に望遠鏡越しにお前を眺めながら、仁兵衛人形を抱きしめているのだ!


仁兵衛よ


『感激です!自分にもこの知識を分けてください!』


仁兵衛よ



『長福丸殿』


お前のおかげで少なからず人間にも嘘つきでないものがいると知れた。


お前にも出会えたしな…

しかし、


『流石です!無涯殿!』


『おはようございます!無涯殿』



『無涯殿は自分の憧れなのです』



ち!

無涯め…

俺の仁兵衛から憧れも人望も独り占めしおって!


『恋川殿は自分の師匠です』


『火鉢殿!此度も発破お見事でした』


『天間殿の式神は頼りになります!』


がああぁぁ!!!


仁兵衛も仁兵衛だ!

なぜこうも簡単に憧れの目を誰にでも向けるのだ!


ま、まぁ

そこが仁兵衛の良いところなのだが、、、、



よし、明日からも仁兵衛の憧れを1番に浴びるための努力を惜しまないぞ!



見ていろ無涯!!!

ほか一同!!!



「あはははははははは」



、、、

終わり

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