BL小説

□永遠の誓い-王子様のkiss-
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今日はバレンタインデー大好きな花礫君からチョコレートを貰えるか、ドッキドキだ。
テンションが上がりすぎてスキップしてしまいそれをイヴァ姉さんとツクモちゃんに見られ
「あんたうっとうしいわよ、朝から。」

「與儀・・・大丈夫?」
と怒られ心配されたが笑って「うん
。」と返事をしごまかすことにした。
さっき平門さんに呼ばれて今から部屋に行くことところだが、その間に花礫君と会ったらどうしよう。
たまには・・・遅れていくのも良いよねっ。
妄想しすぎてニヤニヤしてしまったが今日一日ぐらいは神様も許してくれるだろう。
ちなみにどんな妄想をしたかと言うと

パターン1
花礫君と廊下でばったり会う。
「花礫君ー。」
「あっ、與儀・・・。
今日お前何の日か知ってるか?」
「うーんとっ、あっ、バレンタインデーだよね?」
「あぁ。渡したいものがあるから夜会わねぇ?」
「うんっ、いいよ!」
とニッコリと笑う。
晩に会う約束をしてラブラブするんだ〜。
これがパターン1ねっ。

パターン2っ
平門さんの部屋で花礫君とバッタリ会う。
「あっ、花礫君〜。
平門さんの部屋に居たんだね。
偶然っ。」
「あぁ・・・・。」
なぜかうつむいている花礫君。
平門さんがニヤリと笑い面白そうに
「與儀お前に用があるみたいだ。今から2人で話すといい。」
「そうなのー?花礫君?」
「べっ、別に何もねーよ。」
「無くないだろう。花礫。」
「うるせぇー、クソメガネ。
おい、俺の部屋に行くぞ。」
「う、うん!??」
腕を引っ張られて花礫君の部屋に行く。
そしてそこで、
「はい。」
と顔を真っ垢にしながらチョコレートを渡してくる花礫君。
少し上目遣いで可愛いくて天使みたいで食べ「あぁー、俺の変態っ。」
手で顔を押さえて勝手に妄想をしすぎて真っ赤になる俺。
こんなところを人に見られていたしたら、不審者丸出しでさすがの俺でも軽く死ねそうだ。というか死ぬ。辺りを見回してみると誰もおらずほっとため息をついた。
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