浪速ドタバタ珍劇場『四天宝寺』

□第1章 日常茶飯事
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ジリリリリリリリッ ジリリリリリッ
(目覚まし時計が鳴り響く)

雅「ハァーァ、もう朝か...」
コンッ コンッ(ドアをノックする

雅「ハーイ、あっ、みんな!」

蔵「おはようさん。目覚めは、どうか
な?お嬢様」

謙「こないな広い部屋でよぅ寝られるなぁ」

蔵「謙也は、いつになったらその貧乏性なおるん?」

謙「なんや白石その言い方。喧嘩売っとんのか?(怒)」

小「謙也くん、その辺にして、」

ユ「そーだ、そーだ。止めとけ、何せ小春が言ってるんやから。」

謙「まぁ、そうやな。」

金「雅ぃ〜おはよう!」

蔵「コラッ金ちゃん、雅ぃ〜じゃないやろ、お嬢様やろ(*`Д´)ノ!!!」

雅「いいよべつに、呼び捨てでも。むしろ、そっちのほうが嬉しいかな」

私はお嬢様扱いされることがあまり好きではない。だから、高校は公立のところを選んだ。両親を含めて家族全員が反対した。私は普通の女子高生になりたかった。そんなときに、助けてくれたのは彼らだった。

銀「そろそろ朝ごはんにしよか。」

小「せやな。ほらっみんな、いくで〜」

謙「ほらっ、雅もいくで。」

雅「...うん」

蔵「どないしたん。」

雅「...なんか...幸せだなって。」

光「ほら、先輩ら、雅、はよいかんと、飯無くなりますよ。」

「「「財前、いつの間に!」」」

光「最初からいましたけど、」

蔵「って、そんなことどうでもええねん。」

光「急ぎましょ、」

謙「浪速のスピードスターや〜」

蔵「謙也ぁ、きぃつけんとこけるで」

ズコッ ドシャーン !! バタッ

蔵「...ゆうたばっかやん。」

光「先輩、ほんまに、アホっすわww」

謙「イッテテテテ」

雅「大丈夫?」

謙「別にこけたぐらいで心配せんでええ。俺も、子供じゃないねんから。」

小「そこの四人、何してんの?」

蔵「あぁ、すまん。ちょっとな。」

小「急がないと、雅ちゃん遅刻してまうで、」

謙「執事として、それは、まずい。」

雅「急ごう!(本当に)」

「「「おんっ」」」
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