浪速ドタバタ珍劇場『四天宝寺』
□第1章 日常茶飯事
1ページ/2ページ
ジリリリリリリリッ ジリリリリリッ
(目覚まし時計が鳴り響く)
雅「ハァーァ、もう朝か...」
コンッ コンッ(ドアをノックする
雅「ハーイ、あっ、みんな!」
蔵「おはようさん。目覚めは、どうか
な?お嬢様」
謙「こないな広い部屋でよぅ寝られるなぁ」
蔵「謙也は、いつになったらその貧乏性なおるん?」
謙「なんや白石その言い方。喧嘩売っとんのか?(怒)」
小「謙也くん、その辺にして、」
ユ「そーだ、そーだ。止めとけ、何せ小春が言ってるんやから。」
謙「まぁ、そうやな。」
金「雅ぃ〜おはよう!」
蔵「コラッ金ちゃん、雅ぃ〜じゃないやろ、お嬢様やろ(*`Д´)ノ!!!」
雅「いいよべつに、呼び捨てでも。むしろ、そっちのほうが嬉しいかな」
私はお嬢様扱いされることがあまり好きではない。だから、高校は公立のところを選んだ。両親を含めて家族全員が反対した。私は普通の女子高生になりたかった。そんなときに、助けてくれたのは彼らだった。
銀「そろそろ朝ごはんにしよか。」
小「せやな。ほらっみんな、いくで〜」
謙「ほらっ、雅もいくで。」
雅「...うん」
蔵「どないしたん。」
雅「...なんか...幸せだなって。」
光「ほら、先輩ら、雅、はよいかんと、飯無くなりますよ。」
「「「財前、いつの間に!」」」
光「最初からいましたけど、」
蔵「って、そんなことどうでもええねん。」
光「急ぎましょ、」
謙「浪速のスピードスターや〜」
蔵「謙也ぁ、きぃつけんとこけるで」
ズコッ ドシャーン !! バタッ
蔵「...ゆうたばっかやん。」
光「先輩、ほんまに、アホっすわww」
謙「イッテテテテ」
雅「大丈夫?」
謙「別にこけたぐらいで心配せんでええ。俺も、子供じゃないねんから。」
小「そこの四人、何してんの?」
蔵「あぁ、すまん。ちょっとな。」
小「急がないと、雅ちゃん遅刻してまうで、」
謙「執事として、それは、まずい。」
雅「急ごう!(本当に)」
「「「おんっ」」」