嫁ばっかりの世界!?

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夜も明けて翌日



『あーあ。宿泊学習ももう終わりかー....』




荷物を整えながら呟いた




『早いねぇ』


里菜「早いねぇ」



『もう家に帰る日だよ』


里菜「まあ、二日間じゃそんなもんだよ」



『蜜柑は楽しかった?』



里菜がいかにも、やらかしたときの顔をしていたのを見て、しまったと思った




蜜柑「うん、楽しかったよ
牡丹ちゃんと里菜ちゃんと遊べて、お泊まりできて」




『蜜柑....っ!
何ていい子なの!!』




なんとも可愛いことを言ってくれて、嬉しさ余って飛び付いた




蜜柑「く、苦しいよ牡丹ちゃん....」



里菜「牡丹!絞まってる!絞まってるから!!」





『私の愛は....私の愛は重いとでも言うの!?』




里菜「この場合暑苦しくて厚かましいわ」




『酷いっ!』




里菜「はいはい」



荷物をまとめ終わり、トラックに積み込んだ




朝食を食べるべく、ホテルに戻ろうとしたときに
後ろから、イケボが聞こえてきた



丸「おはよーっす」



『あ!ブン太!おはよー』



振り向くとカラフル軍団がいる

昨日の今日のことで、思わず仁王に視線が行った




(.....っ、)



暫く見ていると目が合いそうになって、急いで逸らした





幸「牡丹達もこれから朝食だろう?
一緒に行こうか」




『あー、うん。そう、だね』



蜜柑の方をうかがってみたが、一緒に行くということについて目立って反応が無いため、あまり抵抗がないようだと安堵する










(.....?)



どこからか視線を感じた気がして振り向いてみたものの、誰もいない




(気のせいか)




丸「ん?どうかしたか?」



『ううん、なんでもない』






皆に追い付くべく、私は止まっていた足を動かし始めた





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