06/27の日記
19:24
花組『ベルサイユのばら』@中日劇場
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本日、初めて名古屋に遠征しました。
もとより本日は出張で名古屋に行くことが決まっていたので、就業前に行ってきました♪
新生花組 明日海りおさんトップ就任お披露目公演『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』に大変感動しました。
ひとえに『ベルサイユのばら』と言っても色々なバージョンがあるのですね。
現在、東京宝塚劇場公演はオスカル様がメインですが、花組版はオスカル様も勿論登場しますが、フェルゼン伯爵とマリー・アントワネットとの愛が主軸になっています。
フェルゼン伯爵とマリー・アントワネットの愛―
恋を知らずに政略結婚をし、フェルゼン伯爵と出会った時には自分は王妃であり、許されぬ恋と忍ぶ愛―
そして最期は王妃としての責務を全うする立派な終焉でした。
オスカルの恋―
フェルゼン伯爵を思いながらも、伯爵と王妃様の逢瀬を見張らなくてはならない、堪える愛―
交わることのない運命はあまりに切なかった。
全てを包み込む愛―
フェルゼン伯爵が帰国の挨拶を告げようとした時、王妃の全てを理解し、許し、全てを包み込む愛をもって伯爵の帰国を王妃のために思い止まらせた国王。
全てを包み込む、あたたかくて優しくて、大きな愛でした。
『復活』のカチューシャ役や『愛と革命の詩』マッダーレナ役なども好演だった蘭乃はなさん。
華やかなりしヴェルサイユ宮殿で、きらびやかなドレスに身を包んだはなさんも素敵でしたが、最期に獄中でフェルゼン伯爵を前にして、王妃として全うする道を選んだはなさんは凛としていて、女囚の姿でも美しかったです。
はなさんは悲恋の乙女。
儚くも美しく凛として、死を以て愛を守る…
そんな役どころが大変魅力的に演じられる、流石は娘役トップのはなさんです。
アンドレ役の望海風斗さん。
オスカルへの愛情、思いやりに溢れていました。
フィナーレの燕尾服、すごくかっこよかったです
オスカル役の芹香斗亜さん。
宮廷の近衛兵やシトワイヤンと一緒に戦う時は女性としてのオスカルを軍服の下に封印し、でもアンドレの死を目の当たりにしたオスカルは、軍服の下にいる本当のオスカル―女性としてのオスカルになっていて、その心理描写と演じ分けがとても上手でした。
フェルゼン伯爵妹ソフィア役桜咲彩花さん。
今回は明日海さんの娘さん役ではなく、妹さん役でしたね。
声がかわいかった
そして新生花組トップ明日海りおさん。
フェルゼン伯爵の役どころが明日海さんのイメージにぴったりでした。
社交界の花形美男子でありながら、嫌みではなく、また伸びやかで優しい歌声はまさにフェルゼン伯爵そのものではないでしょうか。
王妃様の最期まで愛を貫く姿は大変感動しました。
また、パレードでの軽やかなダンスにも魅了されます。
明日海さんはじめ新生花組の今後益々のご活躍がとても楽しみです。
中日劇場公演初観劇。
素敵な夢と思い出をありがとうございました。
(1階最前列10番台にて観劇)
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