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□平凡が終わる鐘
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それはイタリアのとあるバーでのことだった。
「リボーンか・・・またオヤジに呼び出されたようだな」
「人気者はつれーなー今度はローマか?ベネチアか?」
バーで飲んでいた奴らは、リボーンという男性に問いかけた。
「日本だ」
と答えた。
「何!!オヤジのヤツとうとうハラを決めやがったのか!?」
「長い旅になりそうだ」
と言いながらも、リボーンはニヒルに笑っていた。
場所は変わり、ある少年がいつもと変わらない平凡でダメダメな日常を過ごしていた。
「ツナ、パスいったぞ」
ベチャッ
「ぶっ」
ツナこと沢田綱吉は、パスを取ろうとしたが顔面で取ってしまった。そして・・・
「あいた!」
どだっ
少年はこけた・・・どれだけ運動音痴なのだろうか
「またかよー、たのむぜツナ!」
そして体育の時間は過ぎ、体育の掃除をしなければいけなくなったのだが・・・
「お前のせいで負けたんだからなーっ」
「・・・ごっ、ごめん」
「ということで、お掃除頼める?オレ達、貴重な放課後は遊びたいから」
「え゛っ」
「んじゃ頼んだぜーっ!ファイトだダメツナ!!」
「ちょっ!待ってよっ!!」
「テストは?」
「入学以来全部赤点!」
「スポーツは?」
「ダメツナのいるチームはいつも負け!」
「双子の妹とは大違いだぜ!妹の方は容姿端麗、頭もいい!運動ができない所も可愛いよな♪」
と言いながら、モブという名の男たちは綱吉に掃除を押し付けて去っていった。
「ヘイヘイ、どーせオレはバカで運動音痴ですよ」
綱吉が学校に休まずに来る理由は・・・
並盛りのマドンナの1人でもある、笹川京子を見られるからである。
もう1人のマドンナは言わずもがな、綱吉の双子の妹、沢田凛である。
綱吉曰く、笹川京子は
「かわいくて、無邪気な笑顔はサイコー!!」
だそうだ。