銀色×僕SS
□解説&序章
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妖狐×僕SS(いぬぼくシークレットサービス)の説明
用語説明
○SS(シークレットサービス)
いわゆるボディーガードのこと。一世帯につき一人つく。
○メゾン・ド・章樫(あやかし)
通称、妖館(あやかしかん)。
SSがつく最強のセキュリティを誇る最高級マンション。
選ばれたセレブたちしか入れないというのが表向き。実は先祖返りたちが集まるマンション。
先祖返りは純粋な妖怪に疎まれ狙われているため、妖館が作られ、皆そこにすんでいる。
因みにセキュリティは人間用ではなく、妖怪用である。
○先祖返り
昔、妖怪と人間が交わり、現世にもその血を受け継いでいる。その家の中でも特に妖怪の血を濃く受け継いだのが先祖返り。
先祖の妖怪と同じ日、同じ時間、同じ容姿、同じ性質を持って生まれ、稀に記憶を受け継ぐ(一部を除く)。不思議と同じような運命を歩む。先祖の妖怪と同じ名前をつけられる。
家族には相手にされないことが多い。
登場人物
主人公
○白鬼院 凜々蝶(しらきいん りりちよ)
黒髪の長髪。紫の瞳。高1。
一人称は「僕」
『鬼』の先祖返り。4号室
無駄に虚勢をはって悪態をついてしまう悪癖がある(野ばら曰く『ツンシュン』)。だか妖館で暮らすうち、だんだんなくなっていく。
いじめられていたり、親に見てもらえなかったりと小さいころから苦労はしている。
○御狐神 双熾(みけつかみ そうし)
銀髪の短髪。オッドアイ(右は青緑、左は金色)。23歳。
一人称は「僕」
『九尾の妖狐』の先祖返り。4号室(凜々蝶)のSS
凜々蝶命。若干(かなり?)変態じみている。自称、凜々蝶の犬。凜々蝶の事を様づけで呼んでいる。基本誰に対しても笑顔で接し、礼儀正しいが、蜻蛉に対して怖くなることがある。暗い過去がある。
女や子供に化けることがある。
周りの人
○渡狸 卍里(わたぬき ばんり)
金髪(ただし、地毛は茶色)。青の瞳。高1。
一人称は「俺」
『豆狸』の先祖返り。1号室
自称『不良(ワル)』。しかし、喧嘩に強くないし、根はやさしくて素直なので、基本いい子。
双熾を敵視していており、その主人である凜々蝶の事も最初は敵視していたが、「ちよ」と呼んでいつまにか親しくなっていく。カルタの事が好き。
双熾ほどではないが化けることはできる(想像上のものはできない)。
○夏目 残夏(なつめ ざんげ)
髪は赤銅色で長く、一つにしばっている。銀の瞳。22歳。
一人称は「ボク」
『百目』の先祖返り。1号室(卍里)のSS
右目に包帯、頭にウサギ耳カチューシャというおかしな恰好をしている。いつもニンマリと笑っていて、ふざけたような口調でしゃべり表情を外に出すことはあまりない。右目の包帯をとると、百目の能力を発揮できる。包帯をとらなくてもみることもある。百目の先祖がえりは毎回記憶を受け継ぐが、短命なので長くは生きられない。
基本仲のいい人に対しては「〜たん」と呼ぶが、例外もあって、野ばらはちゃんづけ、卍里は「渡狸」、連勝は「レンレン」と呼ぶ。
○青鬼院 蜻蛉(しょうきいん かげろう)
長い黒髪。青の瞳。22歳。
一人称は「私」
『鬼』の先祖返り。2号室
目元を覆う仮面と、マントをつけている。なんにでもSMをつける。基本変態。妖館に基本おらず、そこら辺を旅しているが、寂しくなって土産を持って帰りバカ騒ぎする。口癖は「悦(よ)いぞ」。
しかし実は器は大きく、良い人。
○髏々宮 カルタ(ろろみや かるた)
ふわふわしたピンクの髪をツインテール。赤茶の瞳。高1
一人称は「私」
『がしゃどくろ』の先祖返り。2号室(蜻蛉)のSS
いつもお菓子を食べているくらい食べることが大好き。ぼーっとしていたり、他とは違う行動をするので周りからはあまり好かれていないようだが、本当は意味があったりする。
渡狸の事が好き(恋愛感情なのかどうかはわからない)。
○反ノ塚 連勝(そりのづか れんしょう)
こげ茶の髪を無造作に束ねている。緑の瞳。高3。
一人称は「俺」
『一反木綿』の先祖返り。3号室
褐色肌で左頬に蓮の花の刺青がある。その容姿のせいで絡まれることもある。容姿とは裏腹にのんびりした性格だが、凜々蝶が困っていたりしたら助けてくれる。
双熾に凜々蝶は妹みたいなものだといい、「お兄様」と呼ばせているが、本人にその時の記憶はない。
○雪小路 野ばら(ゆきのこうじ のばら)
白髪の長髪。水色の瞳。21歳
一人称は「あたし」
『雪女』の先祖がえり 3号室(連勝)のSS
黙ってればかわいい眼鏡美女。女にしか興味が無いが、連勝には少し気がある様子。口癖は「メニアック」。女には優しいが、男にはすごく冷たい。
副業で霊障相談をやっている。
関係
○昔からの付き合い
カルタ、卍里
卍里、残夏、蜻蛉、双熾
連勝、凜々蝶
○他
凜々蝶、蜻蛉は許嫁
蜻蛉は双熾の元主人
→序章