姫君のかぶき町探索!
□第6章
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「此処ね…なかなか良いんじゃない?ねぇ、沖田隊長?」
「そうですねィ」
裏道を使ったことにより土方達よりも先に仕掛けるポイントに着いた舞華たち。
その場所を見渡して、舞華と沖田はニヤリと笑う。
周りにいるお化け役の人達(そのポイントにいたお化け役の人達含む)は沖田の指示通りに物を動かしていき、土方をビビらせるための仕掛けを作っている。
「あー…そこはもっと右でィ。…じゃねェと土方だけに当てられねェだろィ」
「すいませんッ!!」
指示されたお化け役の人がビクッと大袈裟なほど体を震わせ、慌てて物を動かす。
「沖田隊長、楽しそうだねェ」
それを少し離れた所から眺めている舞華。
暫くして準備が完成し、お化け役の人達と一緒に舞華と沖田も隠れた。
あとは獲物(土方)が来るのを待つだけ――――。