†短編書†
□高熱の夜に
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「沙知果〜♪一緒にダウトやろ〜♪」
シャルナークは笑顔とハートを撒き散らしながら走ってくる。
これは旅団内では日常茶飯事だ。
いつもなら"いいよ!一緒にやろう!!"
と言う所だが、今日は断った。
「ごねんね。一緒にやりたいけど頭がクラクラするの...」
するとシャルナークは"熱かな!?俺が看病してあげる!!"
と言っていたが、マチとフィンクスに止められていた。
「沙知果。今日はもう部屋に行って休みな。」
マチは気をきかせて言ってくれた。
とてもいい人だと思う。
私はお言葉に甘えて部屋でゆっくり休む事にした。
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ない。
何もない。
何もやることがない!!
私はとてつもなく暇だった。
暇すぎて頭がおかしくなりそうだった。
寝ようにも眠くないし....
どうしよう.....
沙知果は無理矢理瞳を閉じて布団の中に潜った。